坐骨神経痛の治療法としては、体操やストレッチを行ったり、低周波やマッサージで血流を促したりするなどさまざまな方法がありますが、ツボ押しも効果があるということをご存知でしょうか?
この記事では、坐骨神経痛の対処法としてのツボ押しについて徹底的に解説しました。
まず、坐骨神経痛の概要や症状について整理した後、ツボ押しが効果的な理由を解説します。
その後に、効果のあるツボの取り方を紹介します。
最後には、対処法としてのお灸の効果についても触れていきます。
坐骨神経痛とは、坐骨神経が圧迫されたり刺激されたりすることによって、痛みやしびれが生じる神経痛のことを言います。
そもそも坐骨神経とは、お尻から足の先まで伸びていて、ボールペンほどの太さがある、長く太い神経です。
その坐骨神経が、椎間板ヘルニアなどの腰椎の病気により圧迫されると、ピリッとした痺れやズキズキとした痛みが、下半身のいずれかの箇所に生じます。
坐骨神経自体が長いので、腰であったり足であったりと、痛みや痺れが出る箇所も人によって違います。
坐骨神経痛を発症すると、どのような症状が表れるのか理解できたと思います。
次は、そんな坐骨神経痛への対処法としてツボ押しについて解説します。
まず、ツボ押しの有効性について解説し、その後に坐骨神経痛に対する効果について解説していきます。
ツボ押しというのは、古代の中国で生まれた治療法で、東洋医学ではなんと2000年以上もツボを利用した治療が行われている歴史を持っています。
ツボ治療の根底には、生きるためのエネルギーの通り道と捉えられている、経絡という考え方があります。
その経絡の流れがスムーズだと身体は健康ですが、滞ると不調をきたします。
ツボ押しというのは、その経絡の流れを整える治療法で、その効果はWHO(世界保健機関)にも認められています。
結論から述べると、坐骨神経痛に対してツボ押しは有効です。
そもそも坐骨神経痛は、筋肉のコリや固まりが血流を滞らせることによって生じる神経痛なので、ツボ押しで血流をスムーズにすることは、とても有効な対策となるのです。
ツボ押しが坐骨神経痛に効き目があることを理解できたところで、次は具体的に坐骨神経痛に対して効果的なツボを紹介していきます。
下半身の経絡の流れをスムーズにする、正しいツボの取り方と効果を中心に、分かりやすく解説します。
まず紹介するツボは、築賓というツボです。
築賓は、主に膝から下の足の土台を支えているツボです。
足から腰の痛みに非常によく効きます。
取り方は、まず内くるぶしの一番上に指を添え、そこから指7本分上がったあたりが築賓です。
アキレス腱のやや前に位置し、少し痛みを感じる箇所です。
次は、跗陽というツボを紹介していきます。
跗陽は、坐骨神経痛はもちろん、肩こりにも効果があるとされるツボです。
跗陽の取り方は、まず外くるぶしの一番上に小指を置き、そこから指を4本揃えて、ちょうど人差し指が当たるあたりです。
ここまで足のツボを紹介してきましたが、次は坐骨神経痛に効くお尻のツボを紹介していきます。
お尻は筋肉が固まり血流が滞ると、坐骨神経痛の発症原因になりやすい要注意ポイントです。
ツボ押しをしっかり行って、血流が滞らないようにしていきましょう!
まずは、胞肓というツボについて解説していきます。
胞肓は、仙骨というお尻の中央にある骨から、指4本分外側に位置しているツボです。
ここのコリを解消していくと、脚の血行が良くなる効果があると言われています。
次に紹介するのは、臀中です。
臀中は、梨状筋というお尻の筋肉をほぐし血流を促進する効果があります。
梨状筋が固まると、坐骨神経痛を発症しやすくなるので、非常に重要なツボです。
臀中は、お尻の中央にある仙骨から、外側に5cmほどのところにあります。
坐骨神経痛に対して、実はお灸も一定の効果があることをご存知でしょうか。
しかし、お灸はあまり一般的に浸透しているとは言えず、実態を知らない方も多いと思うので、この章ではお灸の効果やメリットについて解説していきます。
お灸とは、身体に熱刺激を与えることで皮膚の下にある筋肉やリンパ管、血管などが刺激され、その結果として血流がスムーズになる治療法です。
やみくもに身体に熱を与えるわけではなく、しっかりと効果のあるツボを温めることで効果を発揮します。
現代のお灸は、火傷をしない程度に温度が調整されているため、危険性はありません。
血流を促進してくれるという意味では、ツボ押しと同様の効果を持っているので、坐骨神経痛に対しても有効です。
最近では、セルフケアとしてお灸を自宅で行っている方もいます。
お灸はドラッグストア等で市販されていますが、しっかりとツボを温めないと効果は見込めないので、注意が必要です。
お灸の原料にはヨモギが使われていますが、そのヨモギには多くの薬効があり、香りにはリラックス効果があるので、自宅でゆっくりと治療に励みたい方にはおすすめです。
煙が苦手という方には、煙が出ないタイプのお灸も売られているので、自分に合ったお灸でセルフケアを行っていくと良いでしょう。
最後に、記事の内容をおさらいしていきましょう!
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