坐骨神経痛って何?症状や原因、治療法や予防法を徹底解説!

坐骨神経痛って何?症状や原因、治療法や予防法を徹底解説!

2020年08月09日

坐骨神経痛という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

 

坐骨神経痛は年齢問わず、多くの人がこの病気に悩まされています。

 

この記事では、坐骨神経痛について詳しく解説しました。

 

まず、坐骨神経とは何なのか、どこにあるのかなどの基本情報を整理し、次に坐骨神経痛の症状について解説します。

 

その後には、坐骨神経痛の原因や治療方法、そして予防法についても紹介していきます。

坐骨神経痛とは?

 

坐骨神経痛という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。

 

けれども、坐骨神経とは何かや、具体的な症状について理解している人は多くないのではないでしょうか。

 

この章では、まず坐骨神経や坐骨神経痛の症状について解説していきます!

 

坐骨神経って何?

 

まず、そもそも坐骨神経とはどこにあり、どのような器官なのかについて解説していきます。

 

坐骨神経とは、お尻の中央あたりに位置する坐骨から、足の指まで伸びている末梢神経です。

 

神経というと、細いイメージを持っている方も多いと思いますが、坐骨神経はボールペンほどの太さがあり、長さも1mに及んでいる、とても太くて長い神経です。

 

坐骨神経は、身体を動かすための運動神経、痛覚等を脳に伝える知覚神経、内臓や血管機能を調整する自律神経の3つの神経で構成されています。

 

坐骨神経の症状

 

次は、坐骨神経痛の症状について解説をしていきます。

 

坐骨神経痛を発症した場合、下半身のいずれかの箇所に、ズキズキとした疼くような痛みが出たり、ビリビリした痺れを感じたりします。

 

先ほど説明した通り、坐骨神経はお尻から足の指まで伸びている、非常に長い神経です。

 

そのため、痛みやしびれが出る箇所も、下半身のいずれかの場所と非常に広い範囲となるのです。

 

また、長時間立ち続けたり、座り続けることが難しくなったり、歩く際やかがむ際に痛みを感じることもあります。

 

やってはいけないこと

 

坐骨神経痛を発症した場合、やってはいけないことがあります。

 

それは痛みが出るからといって、「マッサージをして患部を揉みほぐすこと」です。

 

坐骨神経痛を発症している部位は、筋肉が伸びているケースが多いので、患部をマッサージしてしまうと、元から伸びている筋肉をさらに伸ばしてしまうこととなり、逆効果になってしまうのです。

 

誤って筋肉を揉みほぐし伸ばしてしまうと、痛みやしびれがより深刻になってしまうので、坐骨神経痛の場合は、決して痛む箇所をマッサージしないように注意しましょう。

 

坐骨神経痛の原因とは?

 

では次に、どのようなことが原因で坐骨神経痛を発症してしまうのか、解説していきます。

 

坐骨神経痛は、さまざまな原因で引き起こされる可能性があります。

特に多いのは「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」と「腰椎椎間板ヘルニア(ようついついかんばんへるにあ)」という、2つの腰椎の病気です。

 

腰部脊柱管狭窄症は、脊椎の脊柱管という神経を囲んでいる管が圧迫され、血流が滞ることによって起こる疾患です。

 

加齢により生じることが多いので、中高年に多い傾向があります。

 

腰椎椎間板ヘルニアは、脊柱を構成している軟骨である椎間板が飛び出すことで、神経を圧迫し、坐骨神経痛をもたらします。

 

治療法

 

坐骨神経痛の治療法は2通りで、身体に傷をつけずに行う「保存療法」と「手術療法」です。

 

保存療法はさまざまな方法があります。

 

例えば、身体を温めることで血流を促す温熱療法、電波により血流を促進する低周波電気療法や、赤外線及びマイクロ波による治療法などの「物理療法」、エクササイズやストレッチによって筋肉の柔軟性を高めることで血行を良くする「運動療法」、コルセットで腰を支えることにより、患部の安定化を図ることで痛みを和らげる「装具療法」などがあります。

 

これらの保存療法で改善が見られない場合は、手術療法を行います。

 

予防法

 

坐骨神経痛を予防するためには、日常生活のあらゆる動作において、腰に負担をかけないようにする心がけが大切です。

 

例えば、重いものを持ち上げるときは、腰を落としてから持つ、洗濯物は高い位置で干すと腰の負担となるので、低い位置に干す、腰が深く沈み込まないような高反発のソファやベッドを使う、キッチンや洗面所で極力前かがみの姿勢をとらない、などです。

 

また、寝るときはひざの下にクッションを挟むことで腰への負担が軽減されます。

 

このように、日常生活での動作を、腰に負担をかけないよう意識していきましょう。

 

まとめ

 

最後に、記事の内容をおさらいしていきましょう!

 

  • 坐骨神経とは、坐骨から足の指まで伸びている末梢神経のことで、ボールペンほどの太さがある、とても長く太い神経である。

 

  • 坐骨神経痛を発症した場合、ズキズキとした痛みや、ビリビリした痺れを感じたりする。神経が下半身全体に伸びているので、痛みは下半身のいずれかの場所に出る。

 

  • 坐骨神経痛の原因はさまざまあるが、特に多いのは腰部脊柱管狭窄症と腰椎椎間板ヘルニアという、2つの腰椎疾患である。

 

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