パンプスの痛くならない方法。選び方、歩き方、正しいサイズなどを解説

パンプスの痛くならない方法。選び方、歩き方、正しいサイズなどを解説

2020年03月30日

「パンプスが痛くならない方法ってないの?」女性の中でそのように思ったことがないという人の方が少ないのではないでしょうか。 職場で、おしゃれしてお出かけするとき、フォーマルの場所で、女性にとってパンプスを履く機会はとても多くその度に足が痛くなるというトラブルに悩まされている人は珍しくありません。 パンプスで痛くならない方法ってあるのでしょうか?パンプスの正しいサイズの選び方や痛くならない歩き方はあるのでしょうか? ここではパンプスの正しい選び方、パンプスを履いた時の正しい歩き方などをご紹介します。パンプスライフが少しでも快適になるとうれしいです。

足に合わないパンプスを履くリスク


デザインがおしゃれだから、会社ではパンプスを履かなければいけないからなど、女性がパンプスを履く理由はいくつかありますが、ただ好きなデザインだからという理由だけで足に合わないパンプスを履くと、どのような障害が起きるのでしょうか。


例えば、靴のサイズと足の形があっていないパンプスを履き続けることで足の親指の付け根を圧迫します。

そして、親指が人差し指の方向へ「く」の字へ曲がる外反母趾という症状を引き起こすことがあります。外反母趾になると突き出た骨が靴にあたって圧迫され歩く時に痛みを伴います。


パンプスを履くことは足のむくみを引き起こす原因にもなります。むくみとは組織液が皮下組織に溜まっている状態のことです。

もともと歩く時、ふくらはぎが伸び縮みし、血液やリンパ液、組織液などの体液を心臓へと押し上げています。


しかしハイヒールを履くことによりヒールの高さが高くなるので、ふくらはぎがいつも縮んだ状態になっています。そのため十分に体液を送り出すことができず下肢に溜まったままになり、むくんだ状態になるのです。


最近では「こんにゃく足」という症状が出てきていますが、こんにゃく足とは、足の甲の骨のあたりを抑えるとグニャッとつぶれてしまう症状を持っている足のことで、足の裏の筋肉が低下すると起こります。



正しいパンプスのサイズ


サイズが合っているパンプスを選ぶためにはまず試し履きをすることが大切です。靴をただ履くだけでなく、歩いてみることでインソールとの相性などを確認することができます。

また、足がむくみやすい時間帯を狙って靴を試し履きすることにより、そのパンプスが自分の足にとって良いサイズか確認できます。


サイズを考慮する時、つま先がパンプスの上部に当たっていないものを選びましょう。つま先が圧迫されていると歩く時に痛みを感じやすくなるからです。

親指の付け根から小指の付け根までの足の幅が締め付けられていると外反母趾の原因になりますので、締め付けられていないか確認しましょう。


靴のつま先の部分と足のつま先に1~1.5cmほどの隙間があるものを選ぶと良いでしょう。この隙間のことを「捨て寸」と呼びますが、捨て寸がないとつま先が圧迫されるからです。


また幅広の靴を履くと足に余裕ができ楽に感じることもありますが、自分の適切な足幅より広い靴を履くことにより、足のアーチが崩れやすくなり扁平足になる可能性が高くなりますので、幅広の靴を履くのも避け、注意した方が良いでしょう。


疲れないパンプスの選び方


パンプスのデザインによって疲れやすさは違ってくるのでしょうか。例えば素材やヒールの形をちょこっと変えるだけで、足にかかる負担や疲労が変わるケースがあります。ここでは疲れにくいパンプスの選び方のポイントを4つご紹介します。


素材

パンプスの素材を考慮することで足にフィットするパンプスを選べることがあります。


例えば、エナメル質のパンプスは水に強く手入れもあまり必要ありませんが、伸び縮みしないという特徴があります。伸び縮みしないということは、足に馴染みにくいとも言えます。


反対にレザー製のものは初めは違和感があっても履いているうちに、足の形にフィットしてきて馴染みやすいという特徴があります。

そのひきかえに、定期的な手入れが必要です。より足にフィットしたパンプスを選びたい場合、素材を意識して選ぶことも大切になります。


エナメルとレザーの素材の違いからも分かるように、できるだけ伸び縮みがあり、足に馴染みやすい素材を選ぶようにしましょう。



ヒールの形

ヒールの形によってパンプスの履き心地が変わってきます。

ヒールが高いとそれだけつま先に負担が掛り続けることになり、上記のようにむくんだり、疲れがでやすいくなる原因になります。


また、ピンヒールだと歩いた時に安定しにくいので疲れやすい傾向にあり、太めのヒールだと安定感が増します。このようなことから、ヒールの高さと太さを考慮して選ぶことが大切になります。



つま先の形


パンプス選びでつま先も重要なポイントになります。

つま先の観点からパンプスが自分の足にフィットしているかのポイントは自分の足のつま先の形とパンプスのつま先の形が一致しているかです。


足のつま先の形は人それぞれ違います。そのため、パンプスもそのつま先に合わせたものを選ぶことで足に負担のかからないパンプスを選べます。


ちなみに、足の形はギリシャ型(人さし指が一番長い足)、スクウェア(指の長さがほとんど同じ足)、エジプト型(親指が一番長い足)の3つが主な形になるので、まずは自分の足がどの型になるのか知ることから始めましょう。


脱げやすくないかチェックする


履いた時にかかとが脱げないかどうかもチェックしましょう。捨て寸を含めたサイズが合わず、かかとが脱げやすいパンプスを履き続けることも、足や体に大きな負担が掛かります。


圧迫感を感じさせないためにひとまわり大きめの靴を選ぶのは危険です。小さすぎることと同じく、大きすぎるサイズを選ぶことも障害を起こしやすくなります。


大きめのフィットしていない靴を履くことによって靴の中で足が動き過ぎ、常に足趾が力んだ状態になり、負担が掛かることになります。


足の形や靴の形によって微妙に変わりますが時にはいつも選んでいる靴のサイズよりワンサイズ小さめの靴を選ぶと良い場合もあります。


サイズだけを信用するのではなく、実際に履いてみて決めることは大切です。

ウェブショッピングなども主流の時代ではありますが、特に仕事などで毎日使用するシューズは、店舗でフィッティングして選ぶのが良いでしょう。


足の形を考慮する


足の形は「エジプト型」「ギリシャ型」「スクエア型」に分かれています。それでそれぞれの足の形にあったパンプスの形を選ぶことも大切です。


まず「エジプト型」の人は、親指が1番長く、親指から小指まで順々に指が短くなるタイプの形です。

この形の人は外反母趾になりやすい傾向があるので尖ったタイプの靴は避けたほうがいいでしょう。ラウントトゥウパンプスという緩やかなカーブを描くタイプのパンプスを選ぶと体重のバランスが分散されやすく足にも負担が掛かりにくいです。


「ギリシャ型」は人差し指が親指よりも長く三角形をしています。ギリシャ型のタイプはつま先に長さのあるデザインを選ぶと良いでしょう。例えばポインテッドトゥパンプスという中央がピンと尖っているタイプのパンプスも履けます。


「スクエア型」は全ての指の長さがあまり変わらない、四角形をしています。このタイプの足の方が尖った靴を履くと足を圧迫してしまうので、スクエアトゥパンプスというつま先が一直線に近いデザインのものや、オブリークトゥパンプスというラインが斜めにはいるタイプのパンプスが足に優しくおすすめです。


パンプスの痛くならない歩き方


パンプスで歩く時にまず気をつけるのは「膝が曲がらないようにすること」です。ヒールの高さも含めて脚だという認識で歩きましょう。そして、つま先とヒールが同時に着地するように意識して歩きます。


運動靴で歩く時はかかとから着地するように歩きますが、ハイヒールを履いている場合、かかとから着地すると膝に衝撃を与えやすくなりますので気をつけましょう。


ヒールでよくありがちな「膝を曲げたまま歩く」ことも避けましょう。ふくらはぎの筋肉が収縮した状態が続き、リンパの流れが悪くむくみの原因になります。また、姿勢の崩れにより、膝や腰に負担が掛かることにもなります。


パンプスで歩いていると足が疲れるという人は実は正しい腹筋の使い方を知らない可能性が!腹筋を意識して、お腹に力を入れて歩くことで良い姿勢になります。

良い姿勢で歩くことで体や足への負担も減らすことができ、さらには体のシルエットも美しく見えるようになります。


パンプスとインソールの効果



パンプスを履く時、自分の足に合ったフィットするインソールを選ぶことも大切です。インソールにはパンプスと足の接地面を調整する働きがあります。

例えばパンプスを履いたとき、体重の重みとヒールの影響で、つま先に負荷が掛かるケースがありますが、インソールで調整できます。


また、正しいサイズのインソールを選ぶことで疲労軽減にもつながります。特にパンプスにはインソールがない場合が多く、地面の衝撃がそのまま足の裏にかかり、疲労の原因になります。そんなときパンプス専用のインソールを入れることにより衝撃を少し減らすことができます。


インソールにはつま先だけのもの、全体に敷くもの、クッション性の高いものなど色々なタイプがあります。極端にクッション性の高すぎるものを選ぶと、足の裏の筋力の低下に繋がることもあります。


クッション性のあるものの中でも素材や厚さなど、自分の足に適したものを知り、選ぶことが大切になります。

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