O脚の原因を理解することは、O脚から脱却するための対策を立てる第一歩になり得ます。日々の生活習慣の積み重ねが、脚の形を歪ませていることがO脚の一因です。O脚改善のための生活習慣を身に着けるためにも、まずは原因を特定しましょう。
こちらの記事で取り上げるのは、O脚の原因として知られている4つの事柄です。ただし、複数の原因が互いに関連してO脚を引き起こすこともある点に注意してください。O脚矯正に役立つエクササイズや歩き方も紹介します。
目次
O脚とは何かご存知でしょうか。
O脚とは、左と右の足首をくっつけて立った時に、膝の間が「指2本分(約3cm)」空く場合のことを言います。
O脚にも2種類あります。
1つ目は構造的O脚。構造的O脚は骨格がO脚を引き起こしており、なかなか改善することはできません。
2つ目は機能的O脚と言います。これは、日々の姿勢やスポーツなどが影響し、関節のずれを引き起こし、O脚になることを言います。こちらはストレッチなどの対処をすることで改善することができます。
まずは、ご自身がどちらの場合のO脚なのか判断することが大切でしょう。O脚以外にもX脚というのもあります。O脚の逆です。X脚の場合、膝をくっつきますが、左と右の足首がくっつきません。「X」の形のような足になります。
O脚にはもともとの骨格の形が原因でO脚になってしまう場合と、姿勢などの日常生活の積み重ねで引き起こされているケースが考えられます。後者については、もともとO脚ではなかった人がO脚になってしまう原因です。
O脚を予防、改善していくために、まずは原因について正しく理解していきましょう。
悪い姿勢が習慣になっている人は、O脚になりやすいことを覚えておきましょう。O脚との関係を踏まえたとき、特に左右のバランスが崩れた姿勢に注意が必要です。横座りや片側に体重をかけて椅子に座るといった姿勢を習慣にしていると、身体のバランスが歪んでしまいます。
バランスが歪んだ状態で日常生活を続けていると身体の一部に負担がかかり、O脚に繋がることがある点に注意しましょう。頬杖を突く、脚を組んで座るといった姿勢もまた、O脚を引き起こす悪い姿勢のひとつです。
O脚の原因において、運動習慣がない人に見られがちなのが筋力不足です。下半身を構成する筋肉の中でも、殿筋や内転筋はO脚の発症に深く関係します。内転筋とは太腿の内側に付いている筋肉であり、ここが衰えると脚を正常な状態に保つことが難しくなるのです。
内転筋の筋力が低下し、脚を閉じる力が弱った人は、膝が外を向くことが多くなります。その結果、脚全体がO脚に近づくこともある点に注意してください。換言すれば、内転筋を鍛えることがO脚を改善する近道になり得ます。
またお尻の筋肉である殿筋群の弱さによって股関節が内向きに捻り過ぎた状態でもO脚になりやすい為、修正の為には殿筋群も鍛える必要があります。
O脚だけでなく、X脚を引き起こす要因として、骨盤のポジションの崩れが挙げられます。骨盤のポジションが自覚できない人は、鏡に対して横向きに立ってみましょう。無意識のうちに、腰が押し込んだような姿勢や、お尻を突き出した姿勢になっている人は骨盤の正しいポジションではない可能性があります。
骨盤のポジションが崩れた状態でいると、歩幅に左右の差が生まれる、歩き方が歪むといった現象が起こり得ます。こうした習慣が膝を外向きに代えて、O脚に発展してしまうのです。O脚対策に乗り出す際には、骨盤の歪みを整えることから始めましょう。
骨盤のポジションの崩れや内転筋の筋力不足などの原因が重なることで、少しずつ歩き方が歪んでしまうとO脚に近づいてしまいます。O脚の人にありがちな歩き方として覚えておきたいのが、爪先を外に向けながら足を踏み出す歩き方です。
何も意識することなく歩いたとき、ガニ股に近い状態になっている人もO脚の確率が高いといえます。自分の歩き方を鏡でチェックする、動画を撮影して見直してみるといった方法で確認すると、歩き方が歪んでいる簡単に判断可能です。
自分の歩き方が歪んでいるかよくわからない場合は、整骨院などの専門家がいる機関を利用しましょう。
O脚を修正するためにいますぐ試して欲しいのが歩き方の改善です。O脚は歩き方の歪み、具体的には、膝が外側に開いてしまう形で膝に力が伝わっている歩き方を正すことによって、矯正できる可能性があります。O脚に悩んでいる人は、自分の歩き方を鏡の前でチェックしてみましょう。
正しい歩き方のポイントとして覚えておきたいのが、足裏全体で着地することです。そのためには、普段よりも1~2cmほど高く足を上げます。着地の際には、かかとと足指を意識して地面に接しましょう。足指は、指先と指の付け根の2カ所が地面に触れるイメージです。
また、O脚を矯正しようとするあまり膝を伸ばし過ぎるのは逆効果である点に注意してください。歩いているときに爪先が外側を向かないように意識することもO脚矯正には重要です。
O脚を引き起こす原因のひとつである内転筋の衰えを解消するには、内転筋を鍛えるエクササイズに取り組みましょう。今回紹介するエクササイズは、身体の側面を床に着けて寝転んだ姿勢から行います。
まずは、床に着いていない側の膝を身体の前に出し、膝の内側を床に置いて姿勢を安定させてください。次に、床に着いている脚の付け根に力を入れて、脚の外側を床から引き離します。このとき、内転筋を触って力が入っていることを確かめましょう。
脚の外側を浮かせたまま、空中で上げ下げする運動を30回繰り返します。
内転筋と同様に殿筋の強化もO脚修正に繋がります。
まず、右肩を下にした状態で横に寝ましょう。その時に背中が丸くならずまっすぐに寝ましょう。
両足を重ね、その状態で両膝を曲げます。踵の位置がお尻の位置に合うように調整します。
足を重ねつつ、左股関節を開けるだけ開きます。この時に左の殿筋群を締めるようしましょう。
まずは10回を目標に行い、慣れれば2~3セット行います。
O脚の原因について述べた今回の記事の内容を以下の3点にまとめました。最後に重要なポイントをおさらいしましょう。
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