モートン病の治療について紹介!注意すべき歩き方も解説

モートン病の治療について紹介!注意すべき歩き方も解説

2021年02月17日

足指の神経障害が起きることで、足の指に痺れや痛みが出てしまうモートン病。

ハイヒールや先が細い形をした靴を多用している女性に、多く発症している病気で、重い症状場合は、歩くことも困難になるほどの障害となります。

 

この記事では、モートン病と治療について解説しています。

まず、そもそもモートン病とは何かという基礎情報から始め、その後に「保存療法」と「手術療法」というモートン病治療法について詳しく解説しました。

モートン病とは

モートン病とは、足の病気の一つであり、具体的には足の第三趾(中指)と第四趾(薬指)の間に、痛みやしびれなどの症状が出る病気のことです。

1876年に、トーマス・モートンが発見したことにより、この名前が付けられています。

足の指というのは、骨の間に神経が通っているのですが、モートン病の場合は、神経が足趾の間で挟まれることにより、神経障害が起きるとされています。

 

足の中指と薬指の間(指と指が向かい合っている部分)に、かなりの痛みやしびれが出ることもある病気です。

モートン病を発症する患者は、女性(特に中年以降)に多く、歩くときに鋭い痛みを感じることも多いため、日常生活や歩行時にも、相当な支障をきたします。

 

モートン病の治療(保存療法)

モートン病の治療について見ていきましょう。

ここでは、保存療法について見ていきます。

保存療法とは、モートン病で痛む箇所である足指の安静を中心に据えた治療法です。

具体的には、モートン病の大きな原因であるハイヒールの着用を控えたり、合っていないシューズを変えたり、インソールを使うことで改善を目指します。

また、保存療法以外に、手術療法という手法もあります。

 

正しい靴選び

まずは、「正しい靴選び」について解説していきます!

モートン病の原因の多くは、その靴にあります。

ですので、正しい靴を選ぶことが、モートン病対策という観点では、非常に重要になるのです。

 

正しい靴とは、つまり自分の足に合っている靴です。

必ずしも、値段の高い靴や性能の良い靴である必要はありません。

高価で高性能な靴だとしても、自分の足に合っていなかったり、先が細く足指に大きな負担を強いるような靴は、避けたほうが賢明と言えます。

 

インソール

次に紹介する治療法は、「インソール」を用いた手法です。

モートン病に対して、インソールという対処法は、とても効果があります。

インソールの変更もしくは挿入によって、症状が改善したというケースも多くあります。

 

特に、土踏まずの働きをサポートしてくれる「アーチサポート」機能の強いインソールがオススメです。

モートン病で最も辛い箇所である、足指の負担を軽減してくれるからです。

また、靴同様に、インソールも「サイズが合っていること」が絶対条件です。

 

運動・体操

最後に紹介する治療法は、「運動と体操」です。

モートン病は、足指に過度な負担がかかることにより、発症してしまいます。

負担がかからないように、しっかりと足の指を使った正しい歩き方をしていく必要があるので、足指を上手に使えるようになる運動を紹介します。

 

  1. まず、椅子に座り、両足の間にこぶしが一つ入るほどの間隔をあけます
  2. 次に、足の両方の親指のみをくっつけます
  3. その状態のまま、足指をグッと握り込み、かかとを上げ、5秒キープします

 

モートン病の治療(手術療法)

次に、モートン病の手術療法について解説していきます。

手術療法とは、モートン病の患部である足指の神経を取り除く神経剥離手術や、神経にできてしまった腫瘍を除去する神経腫摘出手術などがあります。

 

基本的には、保存療法での改善を目指しますが、症状が重い場合や、保存療法よりも手術療法のほうが早く治ると判断された場合は、手術療法で治療を行っていきます。

 

歩き方に注意する

最後に、「歩き方」についての解説をしておきます。

モートン病を発症してしまった場合、足指に痺れや痛みといった症状が現れるため、かかと着地で足の指で蹴り上げるという正常な歩き方ができない恐れがあります。

 

痛いまま、その歩き方を継続しても、患部により負担がかかってしまい、炎症が酷くなる恐れもあります。

ですので、足指が痛む場合は、なるべく足指に負担がかからない歩き方として、足裏全体で着地して、強く地面を蹴り上げない歩き方をしていきましょう。

 

まとめ

最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう!

 

  • モートン病の治療法には、患部の安静を治療の中心とする「保存療法」と、神経剥離や神経腫摘出などの「手術療法」の二つがある

 

  • 保存療法で重要なことは、自分の足に合った「正しい靴選び」と、アーチサポート力の強い「インソール」の使用、足指の筋力低下を防ぐ「運動および体操」である

 

  • モートン病発症後は、なるべく足の指にかかる負担を軽くしてあげるような歩き方が重要である

 

 

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