足の親指が、不自然な方向をむいてしまい、症状がひどい場合は歩行にも困難や痛みが伴うまでに発展してしまう外反母趾。 日常生活にも支障が出てしまうので、絶対に予防しておきたい病気の一つですよね。 そこでこの記事では、外反母趾とその予防・対応策としてストレッチについて解説します! まず、外反母趾に対してストレッチが効果的である理由を解説し、その後に具体的なストレッチ方法を、自宅で一人で簡単にできるものを中心に紹介しています!
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目次
監修者:イクサポ(育成フィジカルコーチ)
・理学療法士
・日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
活動実績としてトップレベルの大学サッカー選手や現役Jリーガーに対してのトレーニング指導経験を持つ。
現在は、フィジカルコーチとして高校・中学年代の選手を対象に治療からリハビリ、パフォーマンスアップまでその選手に合ったサポートをしている。
外反母趾とは足の親指の関節が人差し指の方向へ「く」の字へ曲がる症状のことです。レントゲンで見ると親指が人差し指の方向へ曲がるのと同時に、第1中足骨(足の付け根の部分の骨)が内側に広がっています。
外反母趾になると、靴を履く時に骨が靴にあたるので痛みを伴います。特に女性はハイヒールを機会が多いのですがハイヒールは先がとがっていたりと足にぴったりなものが多いので、骨あたり痛みを感じるケースが多いです。
それでも無理して靴を履き続けることにより皮下滑液包炎(バニオン)を発症することがあります。人間の体には滑液包という小さな袋があり、骨と皮膚が当たった時に衝撃を防ぐクッションのような役目を果たしています。皮下滑液包内に炎症がおきて水が溜まりすぎる状態が皮下滑液包炎(バニオン)で、腫れ、痛み、赤くなるなどの症状が現れます。
さらに外反母趾が進行すると歩く時に足の裏にかかる力のバランスが崩れ、一定の場所にタコができるなどの症状が現れる場合があり、それによりさらなる痛みを生じます。
そもそも、外反母趾に対してストレッチは効果的なのでしょうか?
外反母趾の予防や痛みの緩和に対しては、ストレッチはとても効果的な手段となります。
外反母趾になってしまう方は、圧倒的に女性が多いです。
なぜなら、現代女性はハイヒールを履く機会が増加してきて、そのハイヒールは外反母趾になる大きな原因となるからです。
足のストレッチを行うことで、足の裏や足の指の柔軟性が向上し、ふくらはぎや
スネの張りや疲労も軽減することができます。
また年齢を重ねるにつれ、関節の強度や筋力が低下してきます。そしてそれは外反母趾になりやすい足をもたらします。
足のストレッチを行うだけでも関節の柔軟性や疲労度が大きく変わってくるので、ストレッチを行って外反母趾の予防と緩和をすることはとても重要なのです。
外反母趾の予防と痛みの緩和に対して、ストレッチが効果的であることがわかったところで、次に具体的なストレッチ方法を学んでいきましょう!
手軽に自宅で、一人でできるようなストレッチを中心に紹介していきます!
しかし、どうしても痛い場合は中止して病院に行くようにしましょう。
まず最初に紹介するのは、「親指回しストレッチ」です。
やり方を順に紹介していきましょう。
①外反母趾の足とは逆側の手で、足の親指の付け根あたりを持ちます。
②外反母趾側の手で、足の親指を持ち、時計回りにグルグルと10回程度回します。
③次に、反時計回りに同じように10回程度回します。
外反母趾は関節が固まってしまうことが大きな原因の一つなので、ストレッチで関節の柔軟性を維持してあげたり、高めてあげることが効果的なのです。
次に紹介するのは、「親指反りストレッチ」です。
まず、やり方を紹介していきます。
①外反母趾になってしまった足の指を壁などに押し付けます。このとき、足の指だけを押し付け、指以外の部分は壁ではなく床に付けましょう。
②その状態で指を壁に強く押し付けて、指をストレッチしていきます。
③さらに強度を高めるには膝を壁に近づけ、前後させると効果的です。
この親指反りストレッチも、外反母趾の原因である関節の柔軟性低下を防ぐ効果があります。
次に紹介するのは「親指開きストレッチ」です。
このストレッチは不自然な方向をむいてしまっている親指を正常な状態に戻すためのストレッチです。
ポイントは無理して痛みがでるほどの強度では行わないことです。
①外反母趾になった足と同じ側の手で、足の土踏まずあたりを持ちます。
②外反母趾とは逆側の手の親指で、足の親指の付け根の横を押さえます。
③親指の押さえた箇所を支点にして、他の4本の指で足の親指を持ち、外側に開くよう力を入れていきます。
最後に紹介するのは「足首内反+指の屈曲ストレッチ」です。
これまで紹介してきたストレッチは主に足指を甲側に反らすものは多かったですが、一方向に偏るのはバランスがあまり良くないので、内側に反らせる内反ストレッチも行っていきましょう。
①外反母趾になってしまった足の指を全部、握るような感覚で内側に反らせます。
②外反母趾になってしまった足とは、逆側の手を使って、足指全てを覆います。
③力を入れていき、強度の高い内反ストレッチができるよう、内側に押し込んでいきます。
最後に記事の内容をおさらいしておきましょう!
外反母趾は、悪化すると、歩くことにも障害をきたすほどの大きな問題になってしまいます。
そうならないよう、予防と対策をしっかりと行っていきましょう!
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