ガニ股改善に知っておくべき原因とストレッチ方法を解説

ガニ股改善に知っておくべき原因とストレッチ方法を解説

2021年02月24日

この記事では、ガニ股についての原因や改善方法を紹介していきます。

 

脚のトラブルの中でスタイルを常に気にかけている人にとっては、ガニ股やO脚に注意を払っている人も少なくありません。

 

けれども、あまり知られていないガニ股になる原因や、O脚との違いがよく分からない人も多いです。

 

そこで、どのような原因でガニ股になり、O脚と仕組みがどのように違うかを説明していきます。

 

加えて、ガニ股を改善していくための簡単ストレッチや正しい歩き方など、日常生活の中で意識しやすく行いやすいことについても解説していきます。

 

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ガニ股とは

ガニ股とは、太ももの骨に当たる大腿骨が外側にねじれた影響で、両膝が外賀に開いてしまい、足のつま先が外側を向いてしまっている症状を指します。

 

ガニ股を発症するのは2種類あり、元々形成されている骨格でガニ股になってしまう場合があれば、日常生活の中での癖や習慣からガニ股を発症する場合があります。

 

例えば、後者の場合は、クラシックバレエをやっている人は、姿勢や体の使い方からガニ股になってしまうという状態ですが、軽度な場合は外見の下半身の違いだけであって、常に痛みを抱えるというものではありません。

 

よく間違われやすいのがO脚ですが、O脚とはガニ股とは逆に膝が内側にねじれながら歪んで両膝の間に空間ができる状態のため、膝のねじれる向きが違うのが大きな特徴です。

 

ガニ股のチェック方法

ガニ股にであるかどうかをチェックする方法は、直立した際の脚のラインで簡単に行えます。

 

力を入れずに両方のかかとを付けて直立した姿勢で、両膝と両太ももの内側が付けて足のつま先が正面を向く状態になるのが正しい基本姿勢です。

 

ガニ股の場合は、膝が外に開いてしまっているため、両膝や足のつま先が外側を向くようになるので、両方の太ももを付けようとしても隙間ができてしまう状態になります。

 

正しい姿勢にしようとして無理に両膝を付けようとすると、直立しているだけで力みが入って辛くなる状態になります。

 

ガニ股の原因

ガニ股になる原因は、日常生活での姿勢の悪さが影響しているとされています。

 

長時間のデスクワークなどで背中が丸まった猫背の人が増えてきていますが、背筋が丸まっていると骨盤が後ろに倒れてしまい、骨盤がずれてしまうことから股関節が外側にねじれてしまうようになってしまいます。

 

さらに猫背が習慣になると、骨盤や股関節を支える靭帯が緩んだり、筋肉のバランスが崩れたりしてガニ股を引き起こしやすくなります。

 

他に考えられる原因では、足裏のトラブルにあり、ガニ股の人は足裏の外側に体重がかかりやすい傾向にあります。

 

足裏から受ける衝撃を受け止めるアーチが崩れていることも関係しており、足裏の外側に重心がずれることで、膝が外側に開きやすくなりガニ股になってしまうということです。

 

正しい歩き方を意識しよう

ガニ股を矯正する一つに、現在の歩き方を正しく治すことです。

 

正しい歩き方は、歩行時の足の蹴り出し方ができているかに気を付けないといけません。

 

歩き出す時に、足先と膝が正面に向かって蹴り出せるようにすることがポイントです。

 

正しい蹴り出しができていない時は、太もも内側の内転筋が正しく使えていないことが多いです。

 

膝が外向きになっているから、本来使われるべき内転筋が機能していないため、重心が外側に偏らないようにするためにも、蹴り出す足の向きと内転筋の意識を高めることが必要です。

 

ガニ股改善・矯正の簡単ストレッチ

ガニ股に悩んでいる人に向けた簡単に行えるストレッチを2つ紹介します。

 

1つ目はお尻の筋肉の一つである梨状筋ストレッチで、マットの上で体育座りのようになり片足を上げて、足を組むようにして座ります。

胸を張った姿勢で組んだ足を胸に近づけて、約30秒キープして筋肉を伸ばしていきます。

両手を後ろについて姿勢を安定させると行いやすくなります。

 

2つ目は骨盤矯正からガニ股改善を促すストレッチで、マット脳に横向きで寝て、両膝は揃えて直角に曲げて目線の下に来るようにします。

腰を引くように上に置いた膝を後ろに引き、下側の太ももに付ける姿勢にしたら、上側の足のかかとをゆっくり上げていきます。

ゆっくりとかかとを上げ下げする運動を10回ほど反復することで、骨盤矯正に効果が出てきます。

 

ガニ股改善・矯正の簡単トレーニング

ガニ股を改善に必要な内転筋を鍛える、タオル1枚あれば簡単に行えるトレーニングを紹介します。

 

つま先を正面に向けた直立した姿勢で、折りたたんだタオルを太ももの間に挟み込んで行います。

タオルを落とさないように、両足の間が開かないようゆっくりと膝を曲げて上体を下に下ろしていき、垂直にスクワットをする要領で行います。

1セット5回行い、内転筋に刺激が伝わっているよう意識して実践しましょう。

 

この応用で、タオルを太ももに挟んだまま歩いてみることでも、内転筋を効果的に鍛えられます。

 

ガニ股とインソールの効果

ガニ股を矯正するには、姿勢を正したりストレッチなどで矯正を促したりできますが、他にはインソールを使用することでも効果が期待されています。

 

ガニ股は、足裏の重心が外側に偏っている状態になるので、インソールを使用することで重心位置を改善することでガニ股の改善につなげていきます。

 

インソールで足裏の外側を少し高くすることで、外側に開いた膝を内側に寄せる働きがあり、膝の位置だけでなく骨格の歪みを矯正するのにも役立ちます。

 

またインソールには、崩れてしまった足のアーチをサポートする機能もあるので、足の状態を正常に保つことで重心位置を正しい位置に治そうとしてくれます。

 

インソールを選ぶためには、アーチサポートや、外寄りになっている重心位置を正しく改善するものを中心に選ぶようにしましょう。

 

まとめ

ガニ股はO脚などと同様に、本来の膝の位置や骨格と違いはあっても、日頃から常に大きな痛みを抱えている状態ではないので放置しがちになります。

 

ただ、体内では骨格の歪みや他のトラブルを巻き起こすきっかけを引き起こす可能性もないとは言えません。

 

ガニ股矯正には、骨盤・太ももや膝の位置の矯正に加えて、足裏の重心位置を治すといった、様々な取り組みが必要です。

 

放置したことによって脚のトラブルが多発しないためにも、早めにガニ股における足のトラブルを解消して、快適な生活が送れるよう対策を打ってみましょう。

 

最後に記事の内容をおさらい!

 

  • ガニ股とO脚には膝のひねり方向に違いがある

 

  • 正しい歩き方を意識することが常日頃のガニ股矯正になる

 

  • 骨格矯正に加えて足裏の重心位置を治すにはインソールを利用

 

 

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