足の小指を観察したとき、以前よりも内側に曲がっている場合は内反小趾の初期症状である可能性を考慮しましょう。
内反小趾は外反母趾と同様に日々の生活習慣によって足指が変形する症状です。放置すると足指だけでなく、全身の疲労や不調に繋がります。
こちらの記事で最初に触れるのは内反小趾と外反母趾の違いです。内反小趾の原因について成人と子供に分けて整理した後、靴の重要性についても詳しく解説します。内反小趾を予防したい人は最後まで目を通してください。
足指に発生するトラブルの中でも内反小趾と外反母趾は数多くの人々を悩ませる症状のひとつです。どちらも足指が変形してしまう点は共通ですが、変形が起きる箇所に違いがあります。
内反小趾とは靴が足の小指側に擦れることで、小指が内側に変形する現象です。
一方、外反母趾は足の親指側が圧迫を受けることを理由に親指が足の内側に曲がってしまう症状を意味します。足の小指や親指が指の付け根から15度以上内側、もしくは外側に曲がっている場合は内反小趾や外反母趾の可能性があることを覚えておきましょう。
内反小趾や外反母趾は曲がってしまった指を中心に炎症や痛みを伴うことがあります。さらに、足裏にかかる圧力のバランスが崩れることから、腰をはじめとした全身の不調に繋がる点に注意が必要です。
>>内反小趾とは。チェック方法、原因、治し方、改善ストレッチを紹介!
足の小指が変形してしまう内反小趾は日々の生活習慣の積み重ねで発生する症状です。
ただし、大人と子供では習慣に違いが見られるため、内反小趾の発生理由についても多少の違いが存在します。成人と子供、それぞれの内反小趾の原因を知っておきましょう。
成人になってから内反小趾に悩まされている人は、これまで履いていたのとは異なる種類の靴を履き始めたことが理由として考えられます。
社会人になってスーツを着るようになり、革靴やヒールのある靴を履くのが習慣になってから小指が変形してしまうといった例です。
革靴のように全体が硬さを帯びている靴やヒールのような足にフィットするタイプの靴は内反小趾を引き起こしやすい傾向にあります。
足の側面と靴の内側が擦れやすいだけでなく、慣れていない人が不自然な歩き方になりやすいのです。
成人になってから新しいタイプの靴に挑戦する人は内反小趾にならないように配慮しましょう。
子供に焦点を絞って内反小趾の原因を考えると骨の柔らかさに注目することになります。
成人よりも骨が柔らかい部分があるため、子供は内反小趾になる確率が比較的高いことを覚えておきましょう。
子供は内反小趾になっても気づきにくいことも特徴です。成人と同様に、足に合っていない靴を履く、足の片側に負担をかける歩き方をすることが内反小趾を引き起こします。
普段から足を強く締め付けるサイズの靴を履いていると小指が変形しやすくなるため、靴のサイズには十分気を付けましょう。
足指のトラブルである内反小趾を予防するには自分の足に合った靴を選択することが重要です。
デザインや値段に目を奪われて、窮屈な靴を購入してしまうと内反小趾に悩まされやすくなります。小指に負担をかけにくい靴選びを心掛けましょう。
靴のサイズが合っていることは当然として、靴の形状をよく観察してください。
爪先が尖ったフォルムの靴は小指と靴の内側が擦れやすいので避けましょう。爪先が丸い形の靴が内反小趾予防には効果的です。実際にフィッティングを繰り返して、足に合った靴を履くことを習慣にしてください。
足の小指が曲がった状態を正すことが内反小趾の基本的な治療になります。
軽症の内反小趾形状の治療で用いられるのが、テーピングや骨格矯正です。骨格のバランスを整えながら足指の筋力を強化することで足指の形状を正していきます。
足指の筋力強化策として用いられているのが、足指のストレッチです。足指の付け根を揉み込んだ後、付け根から先端に向かって1本ずつ押します。足指の間を広げるといったストレッチも有効です。
内反小趾が重症化した場合は手術をすることもあります。
足の第一中足骨を切断後、角度を調節してから固定に移るといった方法が手術の一例です。手術による治療を控えたい場合には早期に内反小趾であることを自覚したうえで、病院に足を運びましょう。
>>内反小趾の治療について|内反小趾にならない歩き方も紹介!
内反小趾と同様に多くの人々を悩ませている足のトラブルとしてはタコや魚の目が知られています。
タコや魚の目の原因を考えたとき、注目したいのが足の骨格の歪みです。足裏には3つのアーチが存在しており、これがあるおかげで着地したときの衝撃が和らげられています。
しかし、足を疲労させる生活習慣などが引き金となり、アーチが崩れてしまうと足の骨格が歪むのです。骨格が歪んだ足は歩き方にも悪影響を与え、足の一部に負担をかけるようになります。その結果、足裏の中でも同じ箇所が靴と擦れて、タコや魚の目が発症するのです。
足裏のアーチが崩れることは内反小趾の原因でもあるため、タコや魚の目ができているひとは内反小趾になる可能性があることを覚えておきましょう。
内反小趾の原因に関する今回の記事について要点を以下の3点にまとめたので最後に振り返りましょう。
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