テーピングは、足首などの関節のケガが再発するのを防止するほか、ケガから復帰する過程で関節に負荷をかけないための措置として活用されることがあります。
ただし、適切な巻き方でないと関節をしっかりと固定できない点に注意してください。
この記事では、テーピングの具体的な効果や、どんな人がテーピングをするべきなのかといった点を取り上げます。
足首を固定するテーピングの方法も紹介するので、テーピングの巻き方を学びたい人は、最後まで目を通してください。
目次
テーピングとは、負傷した箇所やケガを予防したい箇所にテープを巻き付ける処置のことです。
テーピングは主に関節の周辺に巻き付けます。
なぜなら、関節の動きを制限することで、靭帯や筋肉が損傷することを防ぐことが可能になるからです。
テーピングはケガの治療や競技に復帰した直後のケガ予防など、幅広い場面で活用されます。
テーピングは巻き方によって関節や筋肉の動きを制限する力を調節できる一方、長く付けていると汗などで緩んできてしまう点に注意しましょう。
足首をはじめとした関節のケガに悩まされている場面では、テーピングが活躍します。
捻挫を受傷した直後の応急処置が上手くいったおかげで、炎症や痛みが感じにくくなったときは、テーピングを巻いて患部の安定をつくり、経過を観察しましょう。
テーピングによる関節の固定は、これ以上ケガが悪化するのを防ぐことに繋がります。
また、ケガから復帰した直後のアスリートが、ケガの再発を恐れて動きが悪くなっている状況もテーピングが活躍する場面です。
テーピングで関節を補強することで心理的な安心感にも繋がり、アスリートがプレーに集中しやすくなります。
テーピングは、巻き方やテープの種類、巻くときの強さによって関節を固定する能力が大きく変わってきます。
テーピングを巻くときには、習得した巻き方を事務的に実施するのではなく、丁度良い補強具合を模索していきましょう。
足首の関節を固定するテーピングの方法を3つ紹介します。
足首にテーピングを巻く際には、どのような目的でテーピングを施すのか念頭に置いたうえで、テープを巻いていく必要があります。
足首全体を安定させたいときに役立つのがフィギュアエイトと呼ばれる巻き方です。
テーピングの土台となるアンダーラップをくるぶしの上から足の半分辺りまで巻いたら、非伸縮タイプのテープを手に取ります。
外側のくるぶしのやや上に非伸縮テープの端を貼り付けたら、甲の上部を通って内側におろしていきます。足裏の中央を横切り、甲の上でテープ同士を交差させてください。
交差した後は足首の後ろ側、アキレス腱を経由して最初の位置に戻り、テープを切って固定しましょう。
足首を内側に捻ってしまう動きを制限したいときは、スターアップと呼ばれるテーピングを試してみましょう。
アンダーテープを足首と足の後ろ側半分に巻き付けたら、内側のくるぶしの辺りから足首を一回りする形で非伸縮テープを巻き付けてください。
このとき、身体のカーブに合わせて巻くことが重要です。
このテープの3分の1に被せる形で、同じラインにテープをもう1本巻きます。
足首に巻き付けたテーピングに対して、内くるぶしからかかとに向かってテープを伸ばしていきます。
くるぶしの内側から足裏を経由し、反対のくるぶしで留めましょう。
くるぶし同士を結んだ1本のテープを2つのテープで挟む形で同様に貼り付け、合計3本のテープで補強します。
かかとを固定するには、ヒールロックと呼ばれるテーピングで左右のブレを防止しましょう。
外側のくるぶしの上側から足首を通り、アキレス腱を経由してかかとの外側に巻き付けていきます。
そのまま内側までテープを伸ばしたら、足裏の半分より身体に近い側にテープを巻き付けてください。
足の内側まで来たら、テープの進行方向を上に切り替え、最初に巻いた足首のテープのすぐ下を通します。
そこからもう1度アキレス腱を経由し、足裏を通ってくるぶしの外側まで戻ってきましょう。
足首の上まで巻き上げたら完成です。
テーピングは関節を固定するのが目的であり、一般的な巻き方はあくまで一例に過ぎない点に注意が必要です。
もっと強く補強したい場合は、一般的な巻き方よりもさらにもう1本多くテープを巻くこともあります。
巻くときは、身体の線に合わせて巻くことを心掛けましょう。
このように巻くことで、テープにしわやたるみが生まれにくくなります。
また、テーピングの下に毛が生えていると、テープを剥がすときに痛みを感じるので、あらかじめ剃っておいたり、アンダーラップを利用して体毛にテープが付着することを最小限にすることも工夫点の一つです。
足首のテーピングに関する今回の記事は、以下の3点に要約できます。
重要なポイントを最後に確認しておきましょう。
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