子どものアキレス腱が太くなってきたり、太いアキレス腱がコンプレックスだという人はいませんか?
もしかしたら、その太いアキレス腱の原因は、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす恐れもある病気にあるかもしれません。
この記事では、家族性高コレステロール血症という病気について解説しています。
この病気の症状として、アキレス腱が太くなることもあるので、アキレス腱が太い人は家族性高コレステロール血症の可能性もあります。
家族性高コレステロール血症の症状や原因、治療法などの概要、アキレス腱とコレステロールの関係性について解説を行いました。
目次
まず、家族性高コレステロール血症という病気について解説をしていきます。
家族性高コレステロール血症とは、血液の中に含まれている悪玉コレステロールの値が、生まれつき異常に大きくなってしまう病気のことです。
この血症患者は生まれつき、血液中のLDLコレステロール値がとても高く、健常な人の2倍から3倍ほどあります。
主な症状としては、10歳までに肘や膝、手首やお尻、アキレス腱などに黄色腫と言われる、黄色いいぼのような塊が見られることです。
この黄色腫は成長とともに大きくなっていき、1-5cm程度の結節状に盛り上がっていきます。
さらに症状が進行すると、階段を上がったり運動をした後に、胸が痛んだり苦しくなったりします。
血液中のコレステロール値が高いと、アキレス腱に異常が出る場合があります。
家族性高コレステロール血症の症状の一つにも、アキレス腱が太くなる肥厚があります。
アキレス腱は、歩く・立つなどの日常的に行う動作で常に大きな負担がかかっている箇所で、だからこそ痛めやすい部位でもあります。
その痛んだところには、血液中のコレステロールや中性脂肪が付着しやすくなります。
そのためコレステロール値が高いと、アキレス腱が太くなる傾向があるのです。
家族性高コレステロール血症の原因は、「遺伝子異常」にあります。
本来、悪玉コレステロールは、体内にあるLDL受容体というタンパクによって、細胞内に取り込まれたのちに壊され、数が減っていきます。
しかし、家族性高コレステロール血症の場合は、このLDL受容体もしくは関連の遺伝子に異常があるため、そのメカニズムがうまく働きません。
そのため、悪玉コレステロールが細胞の中に取り込まれず、血液中に溜まってしまうのです。
次に、家族性高コレステロール血症の治療法について見ていきましょう。
主な治療法としては、低脂質で低コレステロールの食事を摂っていく食事療法、ジョギングやウォーキングをすることによってコレステロール値を低下させる運動療法などがあります。
また、血液中のコレステロール値を下げる働きを持つ薬であるスタチンを服用する薬物療法もあります。
スタチンを服用しても、目に見えた効果がない場合は、エゼチミブやプロブコールといった薬物を使用して、治療をしていきます。
家族性高コレステロール血症は、生まれつきの遺伝子異常が原因なので、予防することはとても難しいです。
しかしだからといって、放っておくと心筋梗塞や脳梗塞、狭心症などを発症する恐れがあります。
そのため、それらの病気の原因となる動脈硬化を予防することが重要です。
コレステロール値を抑えたり動脈硬化を防ぐためには、生活習慣を見直すことが大切です。
低脂質、低コレステロールの食事を心がけ、適度に身体を動かしたり喫煙を控えるなど、日々の生活から意識して気をつけていきましょう。
最後に、記事の内容をおさらいしていきましょう!
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