手軽にできるアキレス腱のストレッチ法を紹介！効果や注意点も解説

アキレス腱ストレッチの効果

まずは、アキレス腱をストレッチする効果について解説していきます。

まず、アキレス腱はふくらはぎの筋肉と繋がっているので、アキレス腱のストレッチは、ふくらはぎの筋肉の柔軟性を高めることにもなります。

ふくらはぎの筋肉がほぐれると、アキレス腱の負担を軽減する効果があるので、怪我の予防に繋がります。

そして、ふくらはぎの筋肉というのは、下半身の血液を心臓に戻すポンプのような役割も果たしています。

そのため、アキレス腱のストレッチでふくらはぎの柔軟をすると、血流が促進されます。

血流の促進は、疲労物質の排除を促すので、疲労回復に繋がります。

また、足の先までしっかりと血液が流れることによって、冷え性の改善効果もあります。

アキレス腱のストレッチ

アキレス腱をストレッチすると、さまざまな良い効果が身体にもたらされることが理解できたと思います。

では次に、具体的なアキレス腱のストレッチ方法を、立って行うストレッチと座って行うストレッチに分けて紹介していきます。

座ったストレッチ

まずは、座りながらできるアキレス腱のストレッチを紹介していきます。

1. まず、かかとを床につけたまましゃがみます。
2. 片足の足裏を床につけたままにして、もう片方の足は膝を床につけます。
3. その体勢のまま、重心を前に傾けていきます。このときに、一気に体重をかけると、怪我につながる恐れがあるので、少しずつ重心を移動させましょう。
4. ふくらはぎとアキレス腱が伸びていることを感じながら、20秒行いましょう。
5. 逆足も同じように行います。

立ったストレッチ

次に、立って行うアキレス腱のストレッチを紹介します。

足に負担をかけることなくストレッチをするために、背もたれのある椅子を使うのがおすすめです。

1. まず、椅子の背もたれを右手で持ちながら、直立します。
2. 次に、左足を大きく後ろに引いていき、かかとを床につけます。右膝は軽く曲げましょう。
3. 右膝にゆっくりと体重をかけ、前傾していきます。左足のかかと・お尻・頭が一直線になるまで、上体を傾けます。
4. 呼吸をしながら、10秒キープします。
5. 合計3セット行った後、逆足でも3セット行いましょう！

アキレス腱ストレッチの注意点

アキレス腱をストレッチする際には、「反動をつけないこと」そして「痛みが出るほど伸ばしすぎないこと」の二つに注意する必要があります。

ストレッチは、反動をつけてやっている人も多くいますが、反動をつけたストレッチは筋肉に大きな負荷がかかります。

そのため、怪我につながる恐れもあり逆効果なので、反動はつけないようにしましょう。

そして、痛みが出るほどのストレッチはしない、ということも大切です。

痛みが出るということは、筋肉を損傷させているということなので、伸ばしすぎには注意しましょう。

まとめ

最後に、記事の内容をおさらいしていきましょう！

• アキレス腱をストレッチすると、ふくらはぎの筋肉の柔軟にもなる。そして、アキレス腱の負担軽減を通して怪我の予防に、血流の促進を通して疲労回復や冷え性改善に効果がある。

• アキレス腱のストレッチは、座ったままできたり、立ったまま手軽にできるストレッチなので、習慣的に行うことがおすすめ。

• ストレッチをする際は、怪我につながるので反動をつけないこと、筋肉を傷つけるので痛みが出るほど伸ばさないことに気をつける。