スポーツをしている方や高齢者の方で、アキレス腱の痛みや怪我に悩まれている方はいませんか?
痛み及び怪我への対処としては、さまざまな方法がありますが、テーピングを巻くことも効果的な対策の一つです。
そこでこの記事では、アキレス腱の痛みに対するテーピングについて解説していきます。
まず、テーピングの効果や、どのような方におすすめなのかについて解説を行います。
その後に、症状によって変わる効果的なテーピングの巻き方を、アキレス腱への症状別に詳しく解説していきます。
目次
テーピングには、主に「怪我の予防」「怪我の再発予防」「応急措置」という3つの効果があります。
やっているスポーツによって、怪我のしやすい部位や負担がかかりやすい箇所が異なります。
そのような部位に対してテーピングを施すことによって、怪我を予防する効果があります。
また、一度怪我をした部位は再発しやすくなっているので、その部位の保護にも適しています。
そして、怪我をしてしまった後に、医療機関を受診するまでの応急処置として、症状の悪化を防ぐために、テーピングが使われることがあります。
テーピングは、怪我を予防したい人や一度怪我をしてしまった経験がある人、そして怪我への恐怖感が拭いきれていない人におすすめです。
捻挫や脱臼、靭帯損傷などの怪我は、関節や靭帯が可動範囲をオーバーしてしまった結果起こる怪我です。
テーピングは可動範囲を制限できるので、怪我を予防したい人におすすめです。
また、テーピングは一度怪我をしてしまい、弱くなった部位の補強効果もあるので、怪我の経験がある人や再発への恐怖感を軽減したい人におすすめなのです。
テーピングの効果やどのようなときにすればいいのかについて理解が深まったところで、次は具体的なテーピングの巻き方について解説していきます。
症状によって、テーピングの効果的な巻き方は違ってきます。
そこで、アキレス腱を「触ると痛い」「伸ばすと痛い」「伸ばすと軽く痛い」ときに分けて、巻き方を紹介していきます。
まずは、アキレス腱を「触ると痛い時」のテーピングの巻き方を紹介します。
まず1本目は、テープの両端に1cm切れ目を入れておきます。
アキレス腱の下部にテープを貼り、かかとの横で切れ目を裂き、テープの端をとめます。
そこからふくらはぎの下部でまで貼っていき、かかとの内側と外側に伸びるようテープを裂き、貼っていきます。
2本目は、かかとの外側から始め、アキレス腱を通るようにして斜め上に貼っていき、スネでとめます。
3本目は、かかとの内側からスタートし、触ると痛い部分で交差するように斜め上に貼っていき、スネでとめます。
まず、テーピングの土台となり、範囲を規定するためのアンカーを貼っていきます。
ふくらはぎの中央と、その1/3下、土踏まずの部分に、1周りずつ貼っていきましょう。
次に、足首の角度を、伸ばすと痛い角度から少し緩めた角度にし、足裏のアンカーからふくらはぎのアンカーまで、真っ直ぐテープを貼っていきます。
最後に、アキレス腱を補強するために、アキレス腱上で交差するようにテープを2本貼っていきます。
1本目は、足裏のアンカーから始め、かかとの内側とアキレス腱の上、そして足首の外側を通り、ふくらはぎのアンカーまで伸ばします。
2本目は、足裏のアンカーから始め、かかとの外側とアキレス腱の上、足首の内側を通り、ふくらはぎのアンカーまで引っ張ります。
最後にアンカーテープと同じ位置に、もう一度テープを貼ります。
最後に、「伸ばすと軽く痛い時」のテーピングの巻き方を解説していきます。
1本目は、テープの片方の端のみに切れ込みを入れておきましょう。
貼る前に、まずうつぶせになり、アキレス腱を縮めておきます。
そして、かかとの裏側から貼り始め、ふくらはぎの下まで貼った後にテープを裂いて、膝の内側と外側まで引っ張っていきます。
2本目は、足底の外側からかかとの内側に向けて斜め上に貼っていき、スネでとめます。
3本目は、2本目のテープとアキレス腱上でクロスするように、足底の内側からかかとの外側に向けて斜め上に貼っていき、スネでとめます。
テーピングに対しては、過度の期待をしないことが注意点として挙げられます。
テーピングの効果は、あくまで負傷部位の保護や怪我の予防にとどまります。
テーピングを巻いたからといって、怪我が改善されたり完治するわけではなく、怪我をする可能性がなくなるわけでもありません。
テーピングをすることによって、怪我をせずに済んだり、怪我をしたとしても、テーピングをしていなかった場合に比べると、軽度の怪我で済みます。
あくまで、怪我の予防・軽減策だということを忘れないでおきましょう。
最後に、記事の内容をおさらいしていきましょう!
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