皆さんは「浮き指」という症状をご存じですか? 主に、足の指が変形してしまう症状ですが、大人だけでなく、子供にも症状が発見されるケースがあります。 そこで今回はインソールをメインとした浮き指の予防、改善方法を紹介します。
目次
監修者:高任 良知
理学療法士
PHI Iilates MAT I & Ⅱ instructer
主にサイクリストに向けてケア方法やトレーニングなどについて情報発信を行う。
浮き指とは、立っている時や歩いている時に足の指が床や靴底に接地しない、接地していても指先に力を入れて踏ん張れない状態のことです。
人間の足は普段、足の指まで使って踏ん張ることで、転ばずに歩いたりバランスの良い姿勢を保ったりしています。浮き指になると、その足の指に力を入れて地面を踏ん張れなくなります。
誰しもが倒立をしようとする際は、地面に手の指を開いて支えようとするはずです。
指を浮かして掌だけでバランスをとり、全身を支えることは非常に難しく、バランスを崩しやすくなることは容易にイメージできるでしょう。
つまり、足も同様で、浮き指のまま生活するということは、姿勢をはじめとした全身のバランスが崩れることに繋がりやすくなります。
また、浮き指の症状は非常に多種多様で、特定の一本の指だけが目に見えて持ち上がっている場合や、全ての指が床に触れているように見える、逆にすべての指が浮いている場合など、様々な症状が存在します。
インソールは浮き指の予防、改善ともに非常に効果的とされています。
理由は簡単で、インソールを靴の中に入れて歩くことによって、足の指が靴の中で浮かずバランス良く靴底に接することになるからです。
その結果、指を含めた足全体に力が入るようになり、インソールを使っているうちに自然と足の指で踏ん張れるようになります。
つまり、浮き指に悩まされている人でも、インソールを使うことによって特別に意識をせずとも、足の力を自然に正しく使えるようになります。
ここではインソールの選び方について紹介します。
浮き指改善が望めるインソールはどういったものなのか確認していきましょう。
一般的なインソールに搭載されていることの多いアーチサポートも浮き指には大変効果があります。
足はもともと全体的に弧を描いた形になっており、つま先に向かって下がっていくような形になっています。
しかし、靴のサイズ選びを誤ることや足を地面につけすぎて歩くことにより、アーチはだんだん崩れてきます。
アーチが崩れると全体的に足が平たくなり、さらに大きな靴を履くなどで指だけが浮くようになるのです。インソールのアーチサポートで弧の形を作り、足を正しい形に保つと指が浮かなくなります。
最近では機能性が抜群のインソールが多々販売されており、アーチサポートを中心とした商品も数多くあります。商品に売り文句が必ずあるので、「アーチサポート」という言葉を探してみると良いでしょう。
足の包み込みの力も浮き指防止用のインソールを選ぶうえでは大切な要素になります。
そもそも浮き指は歩行時に足の指を上手く使えていないことから起こります。
例えば、歩き方の例として、かかとと母指球だけでの歩行を繰り返していると、指だけが浮いてしまい、結果的に浮き指を引き起こすことになります。
そこで最近のインソールには足をしっかりと包み込み、足指からかかとまでまんべんなく包み込んでくれるインソールが多々販売されています。
足のホールド力アップにより、歩行時も指をしっかり使いながら歩けるようになるでしょう。
今回は、浮き指におすすめの対処法としてインソールを紹介しました。インソールは、100円ショップはもちろん、コンビニなどの手軽な場所でも購入することが可能です。
しかし、どのような意図で使用するかによって選ばなければならないインソールも変わってきます。
ポイントや商品の特徴を見極めて、自分の足の状態に効果的なインソールを選ぶようにしましょう。
浮き指に効果的でないインソールを使用した場合は、浮き指の状態を悪化させてしまう可能性もあるので注意してください。
最後に記事の内容をおさらい!
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