デスクワークや運転など、長時間にわたって同じ姿勢を取り続ける仕事をしている方の中には、酷い肩こりや慢性的な腰痛に悩まされている方も多いと思います。
そんな身体の不調には、フォームローラーというフィットネスグッズが、非常に効果的であることをご存知でしょうか?
この記事では、フォームローラーについて解説しました。
基本的な使い方や効果、どのような方におすすめなのかについて解説します。
まずは、フォームローラーとは何なのか、という概要について見ていきましょう。
フォームローラーの基本的な使い方や、どのような効果があるのか、そしてどのような方に使用がおすすめのなのかについて解説していきます。
まずは、フォームローラーの基本的な使い方を紹介していきます。
フォームローラーは、円柱型のフィットネスグッズで、筋膜・筋肉の凝りやこわばりを解消したり、左右の身体のバランスを整えたりと様々な用途があるアイテムです。
筋膜とは、筋肉や骨、血管などを包み込んでいて、全身に張り巡らされている薄い膜のことです。
この筋膜は、一つ一つが隣の筋膜と密接に繋がっているので、一箇所が凝り固まると、たちまち他の部位にも悪影響が出てしまいます。
そのため、凝り固まっている部位をほぐし、体全体に悪影響が出ないようにするために、フォームローラーは有効的です。
また、縦に置いたフォームローラーに頭からお尻まで乗せた状態でエクササイズを行う事で左右の身体のバランスの崩れが修正できる効果もあります。
フォームローラーと言っても様々なタイプがあります。
そのタイプは短いフォームローラーと長いフォームローラーと2つに分けられます。
それぞれのタイプについて見ていきましょう。
短いフォームローラーで筋膜・筋肉の凝りやこわばりを解消することは、「肩こりや腰痛の改善」「姿勢の矯正」、そしてスポーツをやっているのであれば、「パフォーマンスの向上・怪我の防止」に繋がる効果があります。
まず、肩こりや腰痛は、腰だけでなく背中や肩甲骨などの凝りやこわばりによる、姿勢の悪化が原因となっている場合が多いです。
フォームローラーは、背中や肩甲骨の筋肉の柔軟性を高めることを通して、姿勢を改善するので、肩こりや腰痛の改善に効果があるのです。
また、フォームローラーは、プロアスリートのウォームアップにも使われています。
筋肉の柔軟性を高めることで、可動域が広がるので、パフォーマンスの向上や怪我の予防に効果を発揮するのです。
フォームローラーは、肩こりや腰痛に悩まされている方やスポーツ選手はもちろん、猫背の方やデスクワーク及び運転など、長時間にわたって同じ姿勢を取り続けることが多い方にもおすすめです。
パソコンやスマートフォンを使うときは、どうしても猫背になりがちになってしまいます。
猫背は、上半身の筋肉をこわばらせ、血流を滞らせるので、肩こりや腰痛の原因となります。
短いフォームローラーは、直接凝り固まった筋肉をほぐし、猫背を改善してくれるので、同じ姿勢を長時間取っていて、筋肉が固まっている方におすすめなのです。
頭からお尻までがしっかりと収まるほどの長さなので、ポールの上に寝ることができる、という点が特徴です。
そして長いフォームローラーは、基本的には縦に置き、ポールの端にお尻を乗せ、両手を床につけて身体を支えながら、仰向けに寝るという方法で使っていきます。
その基本の方法の応用として、胸を開いて大胸筋を緩めたり、膝を開いて太ももの筋肉を緩めたりする方法などもあります。
その他にも、肩甲骨や背骨、体幹をストレッチする使い方など、非常に多くのバリエーションで使うことができます。
次は、長いフォームローラーの効果について見ていきましょう。
まず、長いフォームローラーには「全身のバランスを整える」効果があります。
短いフォームローラーと違い、上半身を全て乗せられるぐらいの長さがあるので、体幹部が地面から浮いた、左右均等に重力がかかっている状態を作り出すことができます。
すると、身体は落ちないようにバランスを取ろうとします。
その過程で、徐々に左右のバランスが整ってくるのです。
そして、「満遍なく、程よい圧をかけられる」ことも、長いフォームローラーのメリットの一つです。
表面に凸凹がないことで、当てている部位に満遍なく圧をかけることができ、硬さが程よく抑えられていることで、もみ返しを防止しつつ、丁度良い圧をかけることができるのです。
長いフォームローラーは、全身の筋肉を緩めたい方におすすめです。
まず、短いフォームローラーは、凝りやこわばりをピンポイントで解消していくことが得意ですが、長いフォームローラーは全身を満遍なく刺激することに長けています。
そのため、全体のバランスや姿勢を整えたい方におすすめです。
また、ある程度の柔軟性がある商品が多いことも長いフォームローラーの特徴です。
短いフォームローラーは硬さがあるので、刺激が強過ぎるという方にもおすすめです。
ここまで、フォームローラーの効果や使い方について見てきました。
それぞれに効果や特徴があることが理解できたと思いますので、ここで違いをまとめておきましょう。
まず、短いフォームローラーは「硬い」設計になっている商品が多いです。
そのため、全身をほぐしていくというよりも、「ピンポイントで刺激する」ことに長けています。
一方、長いフォームローラーは、「ある程度の柔軟性がある」という設計で作られている商品が多いです。
そのため、「身体の広範囲を満遍なく刺激できる」という特長を持っています。
短いフォームローラーは「ピンポイントの刺激」に、長いフォームローラーは「全体を緩める」ことに長けています。
そのため、強い凝りやこわばりがある箇所には短いフォームローラーを用いていき、全体がほぐれてきたら永井フォームローラーでバランスを整える、という使い分けをすると良いでしょう。
例えば、肩が酷く凝っているとしたら、まずは短いフォームローラーで脇周りや背中など肩甲骨周囲の筋肉の凝りをほぐします。
そして、ある程度継続し、凝りがほぐれてきたことを実感できたタイミングで、長いフォームローラーを使って、全体のバランスを整えていきます。
このようにして組み合わせると、身体の不調改善を効果的に行うことができます。
最後に、記事の内容をおさらいしていきましょう。
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