

猫背ゴルファーのデメリットとなる4つのポイント紹介
この記事では、猫背であるゴルファーにとってのデメリットになってしまうポイントを改善方法も踏まえて説明していきます。
猫背の影響で正しいフォームが身につけるのが難しい人にとっては、ゴルフスキルを向上させるための大きなハードルになってしまいます。ゴルフ上達のためには、猫背を改善していくこと、また同時に猫背によるゴルフプレー時のデメリットもきちんと知っておくことは大きなサポートになります。
4つのデメリットを元にチェックの上で、本来の正しいアドレスを手に入れられるよう努力を積み重ねてみましょう。
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目次
- 01 猫背ゴルファーのデメリット
- 02 猫背対策のアドレスの取り方
- 03 猫背の改善方法
- 04 まとめ
猫背ゴルファーのデメリット
ゴルフのスイングには、正しいフォームから行われることで理想的な動作に近づけられる要素があります。
猫背の場合、スイングが正しい軌道に乗らないだけでなく、ラウンドを回りきるためのゴルフ技術を維持できないデメリットも出てきます。
4つのポイントに注意しながら、当てはまるかどうかを確認してみましょう。
スイングのスムーズさ低下につながる
猫背の時は、正しいフォームの時と比べてクラブを振った時に、上半身の可動域が狭まるスイングになってしまいます。しっかりとクラブをスイングする時には、体の開きや肩の可動域が重要になり、猫背の影響からスイング全体の動作が小さくなって理想のフォームからかけ離れたものになってしまいます。
バックスイングからインパクトまでのパワーも伝わりにくいため、上半身の回転も小さくなってしまいます。反復練習でスイングを身につける際にも、誤ったフォームで縮こまった窮屈な姿勢となり、ボールが打ちにくくなります。
姿勢が安定せず、ミート率低下
猫背でクラブをスイングすると、振り上げたバックスイング時に体が伸び上がるようになり、体の回転軸がぶれてしまいます。そうなると、固定されるはずのスイングに上下動が起きて、ボールへのインパクトで理想の打点がずれてしまい、スライスになることが増えてしまいます。
体の伸び上がりを抑えようとすると、体を沈ませようと意識するため、ボールの打点位置がスイングするたびにずれてしまいます。それでは、不安定なスイングを繰り返すことになってしまい、ミスショットの修正も難しくなってしまいます。
飛距離ダウン
正しいフォームから崩れている猫背の姿勢では、肩が上体の前方に巻き込むような姿勢になるため、スイング時に肩が回転しにくくなります。体全体の回転や遠心力が使えていないため、ボールのインパクトが手打ちになってしまいます。
手打ちは、力の入れ方が安定しない上に、その都度軌道が変化する恐れがあり、スイングのぶれや不安定さを常に意識しながらの委縮したスイングにもなってしまいます。もちろん、ヘッドスピードも上がらず、インパクトのパワーも弱いので、飛距離ダウンになってしまいます。
怪我につながる
ゴルフクラブのスイングの基本は、頭を中心にして体全体で回転運動を行うため、日常生活で行うような動作ではあまり見られません。ゴルフ特有の動作もでもあるので、スイングの一連の動作の都度、頭と上半身をつなぐ首には大きな負担がかかるようになります。
猫背の場合は、肩が巻き込むような姿勢で首回りも緊張している状態になるので、筋肉の柔軟性が少ないことで首を痛めやすくなります。猫背の姿勢では、あごが上がった頭部への負担がかかる姿勢にもなるので、スイング時の遠心力が衝撃にもなってケガにもつながってしまいます。
猫背対策のアドレスの取り方
猫背にならないようにアドレスの取り方は、立ち位置や姿勢の保ち方など、細かい点に注意を払う必要があります。
ボールに対して真っ直ぐに立ち、前傾姿勢で構えることになりますが、腰を曲げないようにすることで背中が曲がることを防ぎます。
上体を前傾させる時は股関節から行うようにし、30度ほど傾けるだけで十分です。下半身は軽く膝を曲げて構えて、腕には力を入れずに下に垂らす感覚で構えるだけで良いです。この時に、腰から後頭部までが一直線になっているように意識し、あごはしっかりと引いた状態で、余計な力を抜くことで、正しいゴルフのアドレスになります。
実践した感覚だけでは正しいアドレスを確認できないので、姿見などの大きな鏡を使ってチェックすることもおすすめです。
猫背の改善方法
デメリットばかりの猫背ですが、猫背を改善する方法はあります。
そんな猫背改善の主な3つの方法とは、
- ストレッチ
- 筋トレ
- 座り方・椅子を変える
の3つです。
ここからはそんな猫背改善の3つの方法について詳しく解説していきます。
ストレッチ
それでは猫背改善に効果的な方法として最初に紹介するのがストレッチです。
猫背を改善するには硬くなった筋肉をほぐすためにストレッチが非常に効果的です。
そんなストレッチの中でも特に効果が高いのがコブラストレッチです。
コブラストレッチとは体の前側を伸ばし脊椎の可動域を上げるストレッチです。丸くなった姿勢の改善に有効です。
【やり方】
うつ伏せになって両足を伸ばし足の甲を床につけます。
おでこを床につけ、肘を肋骨につけたまま両手を胸の下でつきます。
息を吸いながら下半身と骨盤の前側を床に押し付け、上半身を持ち上げながらゆっくり後ろに反ります。
気を吐きながら体をゆっくりと床に下ろしたらこれを繰り返します。
筋トレ
猫背改善に効果的な方法として次に紹介するのが筋トレです。
運動不足が続いたり、年齢を重ねるにつれて筋力が落ちてくると猫背になりやすくなります。
そんな筋力不足を防ぐために効果的なのが筋トレです。
その中でも猫背に効果的な肩甲骨を動かす筋トレの方法を紹介します。猫背姿勢で弱くなりやすい、背中側の肩甲骨内側についている筋肉を鍛えます。
【やり方】
- 床の上に正座し両手をまっすぐ前に伸ばします。
- 肩甲骨を意識しながら伸ばした両手をまっすぐ背中の後ろまで引きます。
- 元の状態に戻りこれを繰り返します。
注意点としては肩甲骨をしっかり動かすことを意識してください。
椅子の座り方
猫背改善に効果的な方法として最後に紹介するのが椅子の座り方です。
猫背になる原因として最も考えられるのが現代人特有の長時間同じ姿勢によるデスクワークだと言われています。
デスクワークではどうしても肩が内側に入った前かがみの悪い姿勢になりやすいのですが、この座り方を意識して直すだけで猫背を改善することが可能です。
では何を意識して座れば良いのでしょうか?
そんな人におすすめの椅子の座り方を6つのポイントに分けて紹介します。
【やり方】
- 椅子に座る時は前かがみでお尻を一番後ろまで引く。
- 顎を引き背筋を伸ばす。
- 肩の力を抜きリラックスする。
- 椅子に肘掛けがある場合、肘は肘掛けに置き、90°になるように心がける。
- 膝が関節と平行又はわずかに高くなるようにする。
- 机と膝の間が開きすぎないように調整する。
まとめ
猫背は本来の正しい姿勢が歪んでいる状態のため、全身を使ったゴルフの場合はプレー時の悪影響だけでなく、ケガを引き起こす原因にもなってしまいます。上半身の稼働が十分に機能させにくいことから、本来発揮できるはずのパフォーマンスや技術を減退させてしまうことにもなります。
ゴルフのスイングを矯正することも大切ですが、猫背を改善できるようにすることで、正しいアドレスの取り方やダイナミックなスイングを手に入れることにも近づいていきます。スコア更新の目標を達成するための手立てとして、猫背の改善にも努めてみましょう。
最後に記事の内容をおさらい!
- 猫背のスイングはパフォーマンス低下の原因になる
- 猫背のためにスイングが不安定になりにケガにもつながる
- 正しいアドレスをつかむためには猫背改善は不可欠
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