現代人は自分でも気が付かないうちに、猫背になりやすい習慣を積み重ねている可能性があります。猫背の原因を知ることは、猫背の根本的な解消には不可欠です。
こちらの記事では、猫背を引き起こすとされている3つの生活習慣を詳しく解説します。さらに、猫背が腰痛や肩こりの原因といわれる理由についても見ていきましょう。
一見すると全く猫背が関係していないような身体の不調についても、実は猫背が原因になっていることがあります。そうした不調についても紹介するので、猫背に悩まされている人は最後まで目を通してください。
目次
自分の意思とは関係なしに、ついついなってしまう悪い姿勢として有名なのは猫背ではないでしょうか?
そんなあまり良くないイメージの猫背とはどのような症状なのでしょうか?
猫背とは座った猫の背中のように背中が丸くなっている様子をあらわす言葉です。
猫背は自信がないように見えたり、体に不調をきたしたりする原因になるなどデメリットが多いですが、そうは言っても治したくてもなかなか治らないという人が多いと思います。
猫背には様々な原因がありますが一つの要因として腹筋と背筋が緩んでいることが挙げられます。
背筋の筋力が弱いと上半身を支えることができないためにどんどん猫背になってしまうので、 背筋の筋肉をつけて背中側に体を引っ張り、前かがみにならないようにすることが大切です。
猫背を改善するには、猫背の原因がどこにあるのかを知ることが大切です。原因を正しく認識できていないと、一度直った猫背がぶり返してしまうことがあります。
猫背は日々の生活習慣の積み重ねで引き起こされるので、猫背を招く可能性がある習慣に注意しましょう。猫背の原因となる3つの習慣を解説します。
猫背に悩む人の一日の流れを見てみると、運動する習慣が見られない人が多く存在します。運動不足による悪影響のひとつとして挙げられるのが筋力の低下です。筋力の衰えは猫背を引き起こすことがあるので注意しましょう。
姿勢を維持するのに必要なお腹や背中の筋肉が衰えると、背中が丸まって猫背に近づいてしまいます。衰えた筋力を回復させないと、猫背改善のために正しい姿勢を維持することも困難になってしまうのです。
換言すれば、猫背の予防と改善には、筋肉を鍛えることが効果的といえます。
デスクワークは猫背の原因となる習慣のひとつです。デスクワークは長時間同じ姿勢を取ることが多く、背中や肩の筋肉の強張りを招きます。同時に、机に向かう姿勢を続けているうちに頭と机が接近し、背中が丸まってしまう点に注意が必要です。
背中が丸まった姿勢が習慣になりやすいデスクワークは、背中やお腹の筋肉が衰えやすい生活習慣といえます。日頃から背筋を伸ばすことを意識し、背中が丸まらないように配慮することが猫背に悩まされないためのポイントです。
現代人が猫背になる理由として近年注目を集めているのが長時間のスマホ使用です。スマホを使用しているときの姿勢は、背中が曲がって肩が内巻きになる傾向にあります。この姿勢は猫背を助長してしまうので注意してください。
スマホを使用するとき、画面を覗き込むのが癖になっている人は、猫背になりやすい姿勢であることを自覚しましょう。スマホの長時間使用はストレートネックなどの状態の原因にもなり得ます。
スマホを使用する際には、背筋をはって画面の位置を顔の前に持ってくるなどの工夫をして、背中を丸めないように気を配って猫背を予防しましょう。。
猫背が身体に与える悪影響のひとつとして、猫背によって肩こりや腰痛が引き起こされることが挙げられます。なぜ肩こりや腰痛の原因になるのかというと、猫背が筋肉の強張りや血行不良に繋がるからです。
猫背が習慣になっている人の肩や背中の筋肉は、少しずつ強張りを帯びていきます。筋肉の強張りに加えて、猫背の最中は筋肉が偏った方向に引っ張られることも肩こりや腰痛の原因です。
猫背の場合、上体が前傾することで肩の筋肉が身体の前側に引っ張られます。ひとつの方向に引っ張られている中で筋肉が疲労した結果、肩の倦怠感や痛みといった肩こりの症状が現れるというわけです。
腰痛についても、猫背によって腰の筋肉が強張り、疲労が蓄積することで引き起こされます。肩こりや腰痛に悩まされている人は、根本的な原因である猫背の改善を優先しましょう。
猫背を放置した結果、肩こりや腰痛といった症状以外の悪影響が身体に現れる恐れがあります。その中でも日常生活に支障を来す可能性があるのが頭痛です。
猫背によって頭痛が引き起こされる前提として、慢性化した肩こりが挙げられます。肩周辺の筋肉の強張りが首から後頭部まで伝播し、頭の付け根にある後頭神経を圧迫して頭痛に繋がるというわけです。
また、猫背になると骨格が歪むことがあります。歪んだ骨格が内臓を圧迫することで、全身に悪影響を与えるケースに注意が必要です。具体的には、逆流性食道炎や胃痛といった症状が考えられます。
骨格の歪みが引き起こす症状としては、脊椎の神経を圧迫する椎間板ヘルニアや、それに付随した手足のしびれにも要注意です。こうした悪影響に悩まされないためにも、猫背は早めに改善する必要があります。
猫背改善に効果的とされているストレッチは、毎日取り組むことで効果を発揮します。換言すると、1度の取り組みで猫背が完治することはない点に注意してください。ストレッチは継続することで筋肉をほぐし、血行を促します。
ストレッチの最中は、どこの筋肉をターゲットにしているのか意識することも重要です。
最初に紹介する猫背改善用のストレッチは、椅子に座った状態で肩甲骨を伸ばす運動になります。着席したら片方の腕を真っすぐ上に伸ばしてください。
次に、伸ばした腕を頭の方向に曲げます。肘を後頭部に密着させたら、反対側の手で曲げた腕の肘を押さえましょう。肘を押さえた側の手は、身体の中心に向けて反対側の腕を引っ張ります。肩甲骨が伸びていることを感じながら30秒キープしてください。
反対側も同様に取り組みましょう。背筋を伸ばして取り組むのがポイントです。
続いて紹介するのは、肩周辺の筋肉をほぐす効果が期待できるストレッチです。右肘を曲げて右手で右肩を触り、左手で左肩に触れた状態が基本姿勢になります。完全に掴むことは難しいので、指先が触れるだけでも問題ありません。
この姿勢から、まずは肩を大きく前に10回程度回していきます。前回しが終わったら、後ろにも10回程度回していきましょう。回していく中で肩甲骨をしっかりと寄せることが、肩周辺の筋肉をほぐし、猫背を改善するためのコツになります。
続いての猫背改善ストレッチは、胸の筋肉をターゲットにしています。猫背というと背中の筋肉に注目が集まりがちですが、実は背中を丸める体勢は背中の反対にあたる胸の筋肉を強張らせることがあるのです。
胸の筋肉を伸ばすには、椅子に浅く腰かけた状態で後ろに手を伸ばし、背もたれを掴むところからスタートします。この状態から上体を少しだけ倒し、胸を開くイメージで前屈しましょう。
胸の筋肉を伸ばした状態を30秒キープするのが理想です。
猫背改善に効果的な方法として最初に紹介するのがストレッチです。
猫背を改善するには硬くなった筋肉をほぐすためにストレッチが非常に効果的です。
そんなストレッチの中でも特に効果が高いのがコブラストレッチです。
コブラストレッチとは体の前側を伸ばし脊椎の可動域を上げるストレッチです。
【やり方】
5つ目に紹介したいのが、ハッピーベイビーのポーズと呼ばれるストレッチです。仰向けに寝転んだ体勢で、脚を開いた状態からスタートします。肘を膝の内側に入れて、両手でそれぞれの足の外側を掴みましょう。
お尻を軽く床から浮かせ、膝を脇の下の方向に曲げていきます。そのまま床に沿って腰を伸ばすのがハッピーベイビーのポーズです。腰の筋肉を伸ばすと同時に、太腿の裏側やお尻の筋肉が伸びていることが感じられればストレッチは成功といえます。
6つ目に紹介するのはランジストレッチです。こちらは筋力トレーニングの種目であるランジに似た体勢で筋肉を伸ばします。やり方は、立った状態から大きく足を前に踏み出し、踏み出していない側の膝を床に着けます。
踏み出した足は、足首から真っすぐ上に伸びた位置で膝を直角に曲げてください。この状態で前側の足に体重をかけると、太腿や股関節の筋肉が引き伸ばされます。
猫背の原因といえば背中の筋肉を思い浮かべがちですが、実は太腿の筋肉の硬さも猫背の要因となるので、ランジストレッチでしっかり伸ばしておきましょう。
最後に紹介するのは、タオルを使った猫背改善ストレッチです。背中の筋肉全体を伸ばす効果が期待できます。準備としてまず、数枚重ねたタオルを丸めて床に置いてください。次に、肩甲骨の下にタオルを敷く形で仰向けになります。
そのまま両手を頭上に掲げ、タオルを支点に背中の筋肉を伸ばしていきましょう。このとき、顎を軽く引くとより背中の筋肉をストレッチすることができます。両手を掲げた状態を1分以上キープしてください。
辛い場合は時間を短縮し、何度か取り組みながらキープする時間を伸ばしていきましょう。
猫背の原因に関する今回の記事の内容は、以下の3点にまとめることができます。
人気コンテンツ
TENTIALのリカバリーウェアの選びかた
開催中のキャンペーン一覧
ホッケー女子日本代表及川栞選手の睡眠に対するこだわり
BAKUNEシリーズラインナップ
卓球女子日本代表平野美宇選手にとってのリカバリーの重要性
睡眠不足が及ぼすさまざまな影響と質の良い睡眠|西多昌規(早稲田大学睡眠研究所所長)
住所やサイズが分からなくても贈れる「eギフト」について
睡眠の専門家に聞く、睡眠課題を解決する3つの方法|椎野俊秀(パラマウント ベッド睡眠研究所主幹研究員)
TENTIAL社員が選ぶおすすめ愛用アイテム
睡眠とまくらの関係について|田口直起(睡眠改善インストラクター)
リカバリーと睡眠のこだわり|稲垣祥(名古屋グランパスエイト)
商品開発担当者に聞く、リカバリーウェアBAKUNE開発ストーリー
その他の記事