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Conditioning Journey - #2 札幌プリンスホテル

 

TENTIAL「BAKUNE」を導入している宿などに、その採用理由を聞くインタビュー企画。

旅人を支える一流のホスピタリティになぜTENTIALが必要なのか?

現地を訪れ、その理由を探りながら移動のコンディショニングについて考えていきます。

 

 

#2 札幌プリンスホテル SAPPORO PRINCE HOTEL

 

 

 

 

絶景はプリンスホテルにある

 

機内を出てボーディングブリッジへ。土地の空気を肌で感じるその瞬間に、旅の始まりを実感する人も多いのではないでしょうか。ましてや今回降り立ったのは、北海道の玄関口、新千歳空港。北の大地を訪れるときは、その感覚もより鮮明です。10月はじめに訪れた北海道は、日中で20℃を下回るくらい。とても過ごしやすい気候です。

 

今回の目的地は、2024年の2月からBAKUNEルームの宿泊プランを導入している、札幌プリンスホテル。地上107m、28階建ての円柱形のタワーホテルです。新千歳空港からは、電車を乗り継ぎ1時間ほどで到着します。ホテルからは、大通り公園や、すすきのも徒歩圏内。どこに行くにも便利な立地にもかかわらず、繁華街中心部からはやや離れた立地のため、ホテル滞在中は静かな時間を過ごすことができます。

 

札幌プリンスホテルは1972年、札幌オリンピックの開催に合わせて誕生しました。開業当時の本館は、故・黒川紀章による設計。黒い外壁に近未来的なインテリアと、名匠らしい斬新なデザインのホテルに、世界中からゲストが訪れたそうです。残念ながらその建物は老朽化のために取り壊されてしまいましたが、2004年に現在のタワー型の建物が建てられました。

 

タワー内部は中空構造になっていて、ロビーの上は約84mの吹き抜け空間。その中をシースルーエレベーターが上下に交錯し、まるで宇宙船の中のような不思議な空間です。そのエレベーターに乗って、最上階の28階へと向かいます。札幌市街を一望できるスカイラウンジで、BAKUNEプランを企画した、マーケティング担当の山本瞳さんにお話をうかがいました。

 

 

 

札幌プリンスホテル セールス&マーケティング スーパーバイザー

山本 瞳 Hitomi Yamamoto

 

━━ 札幌プリンスホテルの特徴を教えてください。

 

プリンスホテルは、日本のホテルの歴史を切り開いてきたホテルグループです。

 

だからこそ、日本各地にある施設の立地は、そのエリアの一等地にあることが多く、もちろんここ札幌プリンスホテルも眺望には自信があります。周囲には高い建物も少ないので、景色がとてもよく見えるんです。円柱形のタワーで全方位に客室があり、シティビューやマウンテンビューと、お部屋によっていろいろな眺めを楽しんでいただけます。

 

━━ サービスの特徴はどんなところにありますか?

 

私たちが目指しているのは、札幌を知り尽くすチャージスポットになることです。札幌には、食や温泉、お祭りなどたくさんの魅力があります。

 

札幌プリンスホテルでも、その魅力を体験することができるよう、北海道の食材を使った朝食ビュッフェや、温泉施設をご用意しています。雪まつりが行われる大通り公園にも歩いて行けますよ。プリンスホテルに泊まってこの街の魅力を存分に楽しみ、活力をチャージしていただきたい。そんな想いを持って、私たちはゲストを迎えています。

 

━━ ホテリエとして、大切にしていることを教えてください。

 

ホテルは、お客様が休む場所です。泊まって疲れを取れるということは大前提ともいえます。だから寝具は、ホテルにとってとても重要な要素だと私は考えています。

 

昨年、札幌駅前の百貨店で開催されていたTENTIALのポップアップストアに行きました。「BAKUNE」を見て、こういうものがお部屋にあったらすごくいいなって。それで、「BAKUNE」のパジャマで泊まれるプランを企画しました。

 

 

 

スリープツーリズムとBAKUNEルーム

 

山本さんは、スリープツーリズムの登場も、「BAKUNE」導入のきっかけになったといいます。スリープツーリズムとは、快眠を目的とした旅の新たなスタイルです。計測器などを貸し出して睡眠の質を測るプランや、デジタルデトックスやエクササイズを組み合わせたプランなど、日本各地の宿泊施設でさまざまなプランが登場しています。

 

睡眠は健康の基本。睡眠の量と質は、日中のパフォーマンスを左右するともいえます。その一方で睡眠は、仕事や娯楽を優先させて、後回しにされがちです。そんな睡眠ですが、コロナ禍を経て人々の健康意識が高まったことにより、その重要性にあらためて気づく人が増えてきている気がします。

 

忙しい日々で乱れた睡眠習慣を、旅先で整えたい。自宅を離れて、ゆっくりと眠り疲れをとりたい。スリープツーリズムとは、そんな新たな時代のニーズによって生まれたのかもしれません。このトレンドを、山本さんはいち早くキャッチ。企画したのが、「BAKUNE」シリーズのパジャマとマットレス、枕を導入したお部屋に宿泊できる「Sleep & Recoveryプラン」です。

 

 

━━ 「BAKUNE」の導入はスムーズに進みましたか?

 

じつは、少し苦労もありました。というのも「BAKUNE」のことを、他のスタッフが知らなかったからです。パジャマで疲労回復といわれただけでは、なかなかピンとこないですよね。

 

私たちがよくわからないものは、当然お客様にも提供することはできません。だからまずは、サンプルを取り寄せて、寝心地をスタッフに体験してもらいました。そして、その感想を集めて上長にプレゼン。そういったプロセスを経て採用が決まりました。アスリートが愛用しているというのも、決め手のひとつでしたね。

 

━━ マットレスと枕も導入していただきました。

 

せっかくなので、お部屋全体で「BAKUNE」を体験していただきたいと思い、パジャマだけではなく、「BAKUNE」のマットレスと枕も導入することにしました。

 

機能をより実感していただくために、製品の説明を記載したレターもつくり、パジャマにと一緒にベッドの上に置いています。このBAKUNEルームは、いまはまだ週末の1室のみの提供です。利用者は少しずつ増えてきていて、プロモーションの反響からも、興味を持っていただいているという手応えを感じています。

 

━━ 「BAKUNE」を使用した山本さんご自身の感想も教えてください。

 

「BAKUNE」は、ホテルで通常ご提供しているパジャマよりも、生地が薄く着心地も軽い。そして薄手にも関わらず、とても暖かい。冬の方がその機能を実感できると思っています。

 

私もBAKUNEを愛用していますが、スウェットタイプだったということもあり、夏の一時期は着用をやめたことがありました。そうしたら、寝起きの感覚が驚くほど違う。その機能を実感できました。お客様にもその寝心地を、ぜひ体験していただければと思っています。

 

 

BAKUNEルーム誕生の裏には、ひとりのホテリエの情熱とゲストへのホスピタリティがありました。

 

ちなみにこの冬、札幌プリンスホテルは、上層階の客室と最上階のラウンジを改装予定。より質の高いサービスで、ゲストをもてなします。札幌の魅力を存分に楽しみながら、快適な睡眠で疲れも癒してくれる札幌プリンスホテル。旅先で心身ともにチャージしたい方にこそ、泊まってほしいホテルです。

 

 

 

 

 

札幌プリンスホテル

札幌プリンスホテル

北海道札幌市中央区南2条西11丁目

北海道札幌市中央区南2条西11丁目

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