スポーツ・ビジネス・アート・カルチャーなど各分野で挑戦を続けるプロフェッショナルが、自分の身体にどのように向き合い、どのようにポテンシャルを発揮しているのか。ご自身のライフスタイルで実践されている「コンディショニング※」についてお伺いします。
今回は、10代からファッションモデルとして活躍し、一児の母となってもなお第一線で輝き続けている竹下玲奈さんがゲストです。
※TENTIALが定義するコンディショニングはライフパフォーマンス向上のために、体調に関わる全ての要因を良い状態に整えること
── 10代でモデルとしてデビューし、年齢を重ねた今もなお唯一無二のファッションセンスやライフスタイルに注目を集めている竹下さん。現在の活動について教えてください。
キャリアのスタートはファッションモデルから。その後タレントやグラビアなどをちょこちょこ経験したりしながら、現在もモデルを主軸として活動しています。今42歳で、小学校5年生の娘がいます。日々未経験のことにぶち当たりながら、仕事と育児を楽しみながら毎日を過ごしています。
── 10代から40代までブレることなくモデル1本、というイメージの強い竹下さんですが、モデルにこだわる理由はなんですか?
タレント活動をしていた時期もありましたが、タレントはマルチな才能が求められます。おしゃべりがおもしろかったり、頭の回転の速さなどが必要で、自分は得意ではないと気づき、モデルのお仕事は「表現すること」。そういうところが自分に向いているのかもしれませんね。 現実的な面として、なるべく土日祝日や学校行事は仕事を入れず、平日の夕方で終わるように朝早めの時間帯からのスケジュールに変え、子育てと両立しながら仕事をしています。
── 仕事を辞めたい、と思ったことはないんですか?
ないですね。今後もいただける仕事はずっと続けていきたいと思っています。でも一方で、モデルの仕事を辞めたあとのことも考えています。私は10代からずっとこの仕事をしていて、この仕事しか知らないので「経験が足りない」という自覚があるんです。なのでモデルを卒業したあとの人生もすごく楽しみ。「お花屋さんかな、カフェもいいな、大好きなラーメン屋さんでもいいな」とよく妄想しています(笑)やりたいことがたくさんあるから、常にワクワクしていますね。
── プライベートはあまり見せないというイメージだった竹下さんですが、最近はおしゃれなインテリアやおうちごはんなどのライフスタイルを雑誌で披露されたりもしています。
もともとはプライベートを見せることが好きではなかったんです。特に子供ができてからは、すごく慎重になっていました。仕事と家庭はきちんと分けようと。自宅のインテリアなどを見せるようになったのは40歳を過ぎてからですね。それは子供が成長してきたところが大きい。ある程度説明すれば本人も理解できるようになってきたので、そこは娘の意見も取り入れながら、できる範囲でプライベートや自宅の一部を見せたりするようになりました。
でもこの流れも最初から私の考えというわけではなかったんです。ある時仲良しの編集さんを自宅に招いて食事をする機会があり、その時に編集さんが「インテリアもおしゃれだし、企画を組んでみたい」とおっしゃってくれて。そこまで言ってくれるなら…ということでお引き受けしたんです。私基本的に、仕事も受け身なんですよ(笑)。スタッフや信頼のおける編集さんなどにリードしてもらって、うまく竹下玲奈という人間を作っていってもらっている感じですね。
── 今日も妹さんがマネージャーさんとしていらっしゃっていますが、妹さんも「モデル・竹下玲奈」を作ってくれる一員という感じですか?
そうです。妹が私のマネージャーをしてくれるようになって7〜8年経ちますが、敏腕ですよ(笑)。私自身インテリアが好きで、以前から自分のSNSで少しずつ発信はしていたんです。それを妹が編集さんなどに話してくれて企画が実現したり。すごく頼りにしています。
── 結婚・出産を経験したことで、仕事への向き合い方や日々の過ごし方は変わりましたか?
私、子供を産むまでは自他ともに認める 「荒くれ者」 だったんです(笑)。とにかくお酒が好きで、仕事が終わると毎晩お酒を飲んで、お友達と楽しく過ごす時間がすごく好きでした。もちろん仕事はちゃんとしていましたが、ストイックというよりは、自分に甘い生活を過ごしていたかも。それが子供ができたことで「生活を変えなきゃ」という決意がはっきり芽生えました。仕事との向き合い方も、子供がいる前と比べたら変わったのかな。ただ根っこにある「楽しみながらやる」という部分はそんなに変わっていませんが。
── モデルの仕事を続けるには、スタイルキープが不可欠だと思います。コンディショニングのためにしていることがあれば教えてください。
40代という更年期に入ってきて、太りやすくなってきました。さらに言えば、一度太ってしまうとなかなか元に戻らない(笑)。「食べても太らないんでしょ」 とイメージを持たれがちですが、本来の私は食いしん坊だし、食べたら食べた分太ります!常に何かいいダイエット法を探してます…。みなさんと一緒かな(笑)。
ですから、週に6日は体型維持のために夕ご飯を軽くするようにしています。定番の夕ご飯はスープや水炊き。あと撮影がある日の前の日は、あまりお酒を飲まないようにもしています。水炊きの材料は、お鍋にキャベツやレタスを半玉入れて、そこに豆腐やきのこ類を入れるというのが多いかな。ご飯は19時までに済ませるようにして、21時以降は一切食べない、というのをルールにしています。子供が小さいときは子供と同じ食事を食べていたのですが、それだとすぐに太っちゃって(笑)。ある時期から、子供の食事と自分の食事を完全に分けるようにしました。そして週に1回はチートデイ(笑)。好きに飲んで食べてOK、というルールで何年も続けています。
── 若い頃と全然スタイル変わらないな、と思って竹下さんを見ていたので、太りやすい体質とは意外でした。
基本的にお酒も食べることも好きなんです。大好きなラーメンは毎日食べたいぐらい!(笑)でもそれだとすぐに太ってしまうので、ラーメンは3ヶ月に1回と決めています。スタイルを保つ意識を高めるきっかけになったのが20代の頃。すごく太ってしまったせいで仕事がなくなるという経験をしたんです。それがすごく辛かった。「太る=仕事がなくなる」という、この世界の厳しさを身を持って経験しました。モデルをしている以上、服が入らないというのはプロ失格ですから。今は痩せ過ぎず太り過ぎず、自分に求められているスタイルをキープするように努力しています。
── 運動やエクササイズはしていますか?
コロナ禍に入る前まで、3〜4年間パーソナルトレーニングをしていました。そこからコロナ禍に入り、トレーニングができなくなり、その代わりに自宅でゆるくできるヨガやストレッチを始めました。ストレッチは、マッサージボールやフォームローラー、ゴムバンドなどを使って、毎日何分とかも決めずに、その時の体調や気分に合わせる感じで今も続けています。ヘルシーな料理とゆるストレッチでコンディションを保てるよう自分を労わりながら無理なく楽しく運動しています。
── プロの手を借りることはありますか?
月に1回骨盤調整に通っています。これは姿勢改善と身体のゆがみを治すのが目的。モデルとしてよい姿勢をキープするというのもありますが、私の場合骨盤や姿勢が崩れると体調不良につながるので、メンテナンスとして通っていますね。あとは、月に1回か2ヶ月に1回は美容クリニックにも行っています。そこではフォトフェイシャルやビタミン導入の施術を受けています。
── TENTIALについてお伺いします。本日の取材にTENTIALのワークウェア「MIGARU」のフーディを着て来てくださいました。感想はいかがですか?
柔らかくて着心地がいいですね。デザインがシンプルなので、いろいろなファッションに合わせられます。あとこのフーディで気に入っているのが、「首が詰まっている」ところ。首が詰まっている方がおしゃれに見えるし、防寒にもなりますよね。首元から冷たい空気が入ってこなくてすごく暖かいので、アウトドアにも活躍すると思います。
他にお気に入りなのが「BAKUNE」のガーゼ素材パジャマ。初めての時、お風呂上がりにそのまま着たんですが温かかったです! ぽかぽかするけど蒸れなくて、ガーゼ素材でサラサラな肌あたりという部分も気に入っています。個人的に温活が気になっていて、「でも何から変えればいいんだろう」って悩んでいたところだったんです。TENTIALがひとつの解決策になってくれた気がしてとても嬉しいです。ギフトにするとしたら、親世代にもいいですよね。コットン素材だから敏感肌の人でも着られるし、人を選ばず喜ばれそうだな、と思います。
── 他にもTENTIALからはさまざまなリカバリーウェアが発売されています。竹下さんが気になる色やデザインのものはありますか?
色で言うと黒は、定番アイテムとしておすすめですよね。あとはスモークピンクやブラウンも女性らしくてかわいい。これから春になるし気持ちも明るくなりそう!あとおすすめなのが黒のMIGARUジャケット。素材が柔らかくて形がきれい。きちんと感が出せるから、仕事にも全然着ていけると思います。
── 入浴剤「BAKUNE BATH」もお好きだと伺いました。
そうなんです!これを入れたお風呂に入ると、じんわりポカポカしました。一般的な炭酸系の入浴剤って刺激が強いと感じるものもあるのですが、これは泡がきめ細かくてリラックスな時間を過ごせます。入浴することで身体の外側じゃなく内側から温まっているのが実感できます。疲れているお母さんにも、ぜひこの入浴剤を入れたお風呂につかってもらいたいですね。
モデル
RENA TAKESHITA