スポーツ・ビジネス・アート・カルチャーなど各分野で挑戦を続けるプロフェッショナルが、自分の身体にどのように向き合い、どのようにポテンシャルを発揮しているのか。
ご自身のライフスタイルで実践されている「コンディショニング※」についてお伺いします。
今回は、俳優の川島海荷さんがゲスト。今年30歳になった川島さんが輝き続けるわけに迫ります。
※TENTIALが定義するコンディショニングはライフパフォーマンス向上のために、体調に関わる全ての要因を良い状態に整えること
── 今年30歳を迎えた川島さんですが、20代の頃と比べてコンディショニングへの意識は変わりましたか?
はい。年齢のせいかはわかりませんが、「以前と比べて体温調節が難しくなってきたかも」と感じる瞬間が増えてきました。
すごく暑く感じる時もあれば、反対に寒く感じる時もあったりして。
他にも、脂肪のつき方も変わってきた気がします。これまでなかった腰回りにお肉がつくようになりました。
小さなことですが身体の変化を少しずつ感じるようになり、今までの生活から少しずつ変えていくべきかもしれないな、と思っています。
── 気持ちは20代と変わっていませんか?
変わった部分、変わらない部分、両方あります。
20代の時は「30歳になるともっと落ち着いて、20代とはまた違うステージに移るのかもしれない」と漠然とイメージしていましたが、特に大きな変化はありませんでした(笑)。
働き方や仕事に対するモチベーションも変わらないです。
一方で変わったこともあります。「年齢を言い訳に限界を作らないようにしよう」と強く思うようになりました。
「疲れたからもうできない」とか「若くないから」という言い訳はしたくない。
なので、何もしなくてもコンディションを保てていた20代とは違って、体力作りにも本気で取り組まなくてはいけないと実感しています。苦手な運動も少しずつするようになりました(笑)。
── 今している運動はありますか?
ピラティスは20代から続けています。ただこれは体力作りというより、よい姿勢を保つためだったり、反り腰や肩こりの緩和が目的で通っていますね。
運動というと、最近腹筋やスクワット、プランクを自宅でし始めました。いわゆる宅トレです。
実は20代の頃、毎日のようにジムに行ってストイックに筋トレをしていたことがあったんです。あまりに自分を追い詰めていたせいか、やめてしまってからはしばらく運動とはご無沙汰に。
ピラティス以外のことはしてきませんでした。
その反省もあって、今は、無理をしないことを心がけています。
ジムではなく宅トレ、時間が短くてもいいので、まずは「続けること」を目標にコツコツと頑張っています。
── 温活も意識し始めたと伺いました。
はい、元々冷え性だったのですが、特に対策はしてきませんでした。
でも夏の冷房が効いた室内にいると身体が冷えているのを感じるようになって。自宅では身体が冷え過ぎない適温の環境を心がけたり、体温や基礎代謝が下がらないようにする生活を意識しています。
── 具体的にどんな温活をしていますか?
本来は冷たい飲み物が大好きなのですが、知り合いから、「キンキンに冷えた水を飲むのは、氷をお腹に直接当てているのと同じだよ」と言われました。それは身体にいいはずがないですよね(笑)。
なので、今は冷たい飲み物を控えて、暑い時は食べ物で身体を冷やすようにしています。身体を冷やす作用のあるウリ系の食べ物やフルーツを多めに食べるようにしていますね。
── 身体を温めるといえば、お母様の影響で10代からサウナに通ってらっしゃるそうですね。
休日になると家族で日帰り温泉に行くことが多かったので、サウナや岩盤浴、銭湯は子供の頃から大好きです。今でもしばらく行っていないと、身体が重くなった感じがして気持ちが悪いですね。
サウナや岩盤浴は、身体中の毛穴の詰まりが取れてスッキリする感覚が好きです。汗がどっと出ると身体がリセットされる感覚にもなります。
私のおすすめは蒸し暑い夏に行くサウナ。しっかり汗をかくことでリフレッシュできますよ。
── 食べ物へのこだわりはありますか?
まずは、できるだけ自炊をすることですね。友人とワイワイするのが好きなので、外食の機会も多いのですが、だからこそ予定がない日はデリバリーや買ってきたご飯ではなく、自炊をするように心がけています。
あとは腸活。昆布やわかめなどの海藻類といった「水溶性食物繊維」を多く含む食材をできる限り多く食べるようにしています。
家で食べるときはもちろん、外食に行っても、もずくを追加で頼むなどして、栄養が偏らないように調整しています。
あと、サラダなどの生野菜は身体を冷やすので、野菜はできるだけ火の通して食べるようにしています。
── 心のコンディショニングのためには、なにかしていますか?
身近なところで言うと、「友人とのおしゃべり」ですね。
気のおけない友人たちとおしゃべりしながらご飯を食べる時間は、私にとってすごく大切。ストレス発散にもなりますしね。
そんな時は、食事に関してもストイックに考えず、好きなものを好きなだけいただくようにしています。
── 自分へのルールは少ない方ですか?
そうですね。「ルールを決めず、その時の自分の体調や生活スタイルに合わせて臨機応変に行動する」というのがルールかもしれません。
私の仕事は、朝が早かったり、夜が遅かったり、とても不規則です。その中で「何時までに寝る」とか「毎日この運動をする」といったふうにストイックに決めてしまうと、それができなかった時にストレスになってしまいます。できなかった自分を責めてしまうのは、心の健康にもいいことではないような気がして。
なので、あえて「臨機応変でいいじゃん」と思うように心がけています。その時のお仕事の状況だったり、自分の体調だったり、そういうことをトータルで見ながら無理をしないようにしていますね。
── お休みの日は何をしていますか?
家でゴロゴロということはあまりなく、アクティブに動くタイプです。断然アウトドア派ですね。気になっていたお店に一人でご飯を食べに行ったり、会いたいなと思った人に連絡をして会いに行くこともあります。
あとは旅行がすごく好きです。国内も海外も。SNSで見た綺麗な風景を保存しておいて、休みができたらそこに行く、ということもよくします。
国内旅行は一人旅もよくしますよ。行きたいと思ったらすぐに行っちゃいますね。地方に住んでいる友人に突然会いに行ったりとか!
海外だとヨーロッパが好きです。初めて行ったヨーロッパの国がイタリアだったんですが、その時に食べたご飯や、歴史のある建物など、すべてが気に入ってしまって。そこからヨーロッパの古い街並みや教会を巡るのが好きになりました。
── 旅行先でもアクティブに動いていそうですね(笑)。
そうですね、行ったからには醍醐味を全部味わいたい、と思うタイプです。
朝から夜まで歩き回って、道に迷ったらつたない英語で現地の人にも話しかけ、日本にいる時よりさらにアグレッシブになります(笑)。
あとは、海外旅行のいいところは、日本を俯瞰で見られるようになること。
日本だと当たり前とされていることが、実は海外ではそうじゃなかったり。文化や価値観の違いを知ることで、刺激を受けてリフレッシュできます。
それで最後に「また旅行にこられるように、お仕事頑張ろう!」と思って帰国するんです!
── TENTIALのリカバリーウェアをいくつかお試しいただきましたが、いかがでしたか?
気に入ったのは、「BAKUNE Dry Ladies」というシリーズです。
さらっとした素材感が気持ちよくて、寝る時だけではなく部屋着にもぴったり。家にいるときはずっと着ていました。軽くて通気性がいいから、蒸し暑い時や夏にぴったりですね。
あとは、ワンマイルウェアにぴったりの「MIGARU Light Knit Ladies」のセットアップも好き。トップスとパンツがセットになっていて、デザインもおしゃれ。生地も柔らかくて伸びがいいから、そのまま簡単なストレッチをしたのですが、まったく問題ありませんでした。
あと「Recovery Sandal Strap」は、この夏ヘビロテ決定です!
先日これを履いて1日過ごしたのですが、1万歩歩いても脚の疲れを感じませんでした。この軽さはぜひみなさんにも試していただきたいですね。
【RENEWAL】BAKUNE Dry Ladies
上下セット(長袖・ロングパンツ)
俳優
Umika Kawashima