足の裏の痛みを引き起こす原因としては、足を構成する筋肉や骨、爪、皮膚、体内の尿酸など、数多くの候補が挙げられます。
これらの候補が具体的にどのような症状に繋がるのか知っておくことが、足の裏の痛みから早期に回復するためのポイントです。
こちらの記事では、足底筋膜炎を筆頭に足裏が痛いときに考慮したい症状について述べていきます。
足裏の痛みを感じている人は、自分の痛みの状態や生活習慣と比較したうえで、痛みを引き起こしている症状を見極めてください。
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目次
足の裏が痛いとき、疑うべき症状のひとつとして覚えておきたいのが足底筋膜炎です。
日頃から足を酷使している人ほど足底筋膜炎になりやすいので、激しいスポーツや長距離のウォーキングが習慣の人は注意してください。
足底筋膜炎の痛みや病院へ行くべきタイミングを解説します。
その名の通り、足の裏にある筋膜が炎症を起こしてしまうのが足底筋膜炎です。
そもそも足の裏の筋膜は、かかとから足指までが繋がっています。
足裏を酷使する生活習慣を継続した結果、かかと側の足底筋膜と足指側の足底筋膜が引っ張り合うことが、足底筋膜において炎症が起きるの原因のひとつです。
特に痛みが強く出る部位としては、かかとが挙げられます。
また、足裏のアーチが崩れた扁平足の人も、足底筋膜炎に悩まされやすいので注意が必要です。
足底筋膜炎は、炎症や筋膜の損傷部位によって痛くなる箇所が異なります。
かかと付近の筋膜が炎症している場合はかかとが、筋膜の中央部分が炎症しているときは土踏まず周辺に痛みを感じるのが基本です。
炎症を起こしている部位に力がかかるほど痛くなるため、朝起きた後の1歩目に強い痛みを感じやすい傾向にあります。
足底筋膜炎の人が長時間立ち続けていると、足の裏に痛みと痺れを感じることがあるので注意してください。
症状が発展すると、足の裏が地面に着く度に痛くなるケースも見受けられます。
自分が感じている足の裏の痛みが足底筋膜炎かどうか判断するには、痛みの具合や生活習慣を見直してみることが近道です。
まず、足の裏を軽く押してみてください。
押しただけで痛みを感じた場合は、筋膜が炎症している可能性があるため、足底筋膜炎かもしれないと考えておきましょう。
また、長時間の立ち仕事や激しいスポーツなど、足裏を酷使する行動を繰り返していなかったか振り返ってください。
以上の2点が当てはまる場合は、医療機関で足底筋膜炎の治療を受けましょう。
足の裏や足が痛いときの原因は足底筋膜炎だけではありません。
足底筋膜炎の症状にあてはまらない場合は、つめや皮膚、筋肉、骨などの部位が痛みを引き起こしている可能性を考慮しましょう。
具体的にどのような症状が生じるの解説していきます。
足の痛みを引き起こす要因の中でも、外から見たときの変化が顕著なのがつめです。
足指のつめを観察したとき、丸くなっている人は「巻き爪」と呼ばれる症状である確率が高いといえます。
また、指に爪が食い込む「陥入爪」も足の痛みを引き起こすつめの症状のひとつです。
足裏の皮膚に何らかの異常が生じた結果、痛みに繋がることもあります。
「魚の目」や「胼胝(たこ)」は、強い衝撃を受けた足の裏の皮膚が硬くなり、痛みを感じる症状です。
足が急激に冷えると「あかぎれ」や「しもやけ」といった症状が足の痛みを引き起こします。
足の骨や筋肉が損傷することも足が痛くなる一因といえます。
足底筋膜炎も足に生じる怪我の一種です。
これ以外には有痛性筋痙攣、いわゆる足がつった状態も、足裏の痛みに繋がる症状です。
足がつる原因は詳しく分かっておらず、内臓の病気が関わっているケースもあるため、頻発するときは医療機関を受診しましょう。
足指の関節がよく痛くなる人は、関節リウマチと呼ばれる症状の可能性を疑ってください。
足の骨や筋肉が痛くなったときは、すぐに医療機関で治療してもらうことが早期回復への近道です。
足の裏の痛みを引き起こす要因の中には、痛風のような疾患も含まれます。
足を酷使する生活習慣や、足の筋肉や骨を痛めてしまう行為に心当たりがないにも拘わらず足裏が痛いときは、痛風の可能性があることを頭の片隅に置いておきましょう。
痛風は体内で過剰になった尿酸が結晶化し、炎症や腫れといった症状を引き起こす疾患です。
腫れや炎症が足指などで起こることがあるため、足の痛みと痛風は深く関係しているといえます。
血液中の尿酸の濃度が高い人は、痛風になる確率が高いことを自覚しましょう。
具体的な症状としては、足の親指の付け根に生じる鋭い痛みが知られています。
足以外にも肩や手の関節が痛くなることが多く、対策を施さずにいると腫れや痛風腎といった症状にまで発展する点に注意が必要です。
痛風は生活習慣の積み重ねで生じる一方、適切な治療を行えば症状を抑制することができます。
非ステロイド性消炎鎮痛薬で痛みに対処した後、尿酸値を下げる薬物療法や生活習慣の改善に着手するのが治療の基本的な流れです。
痛風の可能性がある症状として覚えておきたいのが、むずむずとした違和感の後に、身体に激痛が走る症状です。
こうした痛みが10日前後で収まったときは、痛風の確率が高いといえます。
また、体内の尿酸の濃度を引き上げるような生活習慣をしている人は、痛風への道をひた走っていることを自覚しましょう。
プリン体を多く含むアルコールや肉などの食品を多量に摂取していると、尿酸値が高くなってしまいます。
痛風になりたくない人は、食生活を見直すところから始めましょう。
足の裏が痛いときの可能性についてまとめた今回の記事は、以下の3点に要約できます。要点を最後に確認しておきましょう。
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