寝汗の原因
あなたを悩ます寝汗の原因は実はひとつではなくその原因はさまざまです。
ここではそんな寝汗の原因をいくつかにわけて詳しく解説していきます。
もしこのなかに当てはまるものがひとつでもあればぜひ読んでみてください。
自律神経の乱れ
寝汗の原因としてまず最初に解説するのは「自律神経の乱れ」です。
自律神経とは循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するために働いている神経のことです。
この自律神経のバランスが崩れてしまうと体温調整のコントロールができなくなったり、気分がすぐれなくなったり気圧の変化に必要以上に敏感になってしまいます。
このため寝ている間に体温調節がうまくできずに暑くもないのに大量に汗をかいてしまうといった症状がおきます。
これが自律神経の乱れによる寝汗の原因です。
体温を落とすため
寝汗の原因として次に解説するのは「体温を落とすため」によるものです。
人が眠りにはいるときには体温の低下が必要になります。
深い眠りに入ると体温が低くなるようにプログラムされていて体温が高いままだと深い眠りにならないのです。
そのため汗をかいて体温をコントロールした結果として寝汗をたくさんかいてしまうのです。
対策としては寝る前に入浴でしっかり体温をあげてからだがあったまっているタイミングを逃さないようにすると良いでしょう。
睡眠障害
寝汗の原因として次に解説するのは「睡眠障害」によるものです。
自律神経失調症ではない人で寝汗がひどくいつも目覚めがスッキリせずからだの疲れがとれない人に考えられる可能性としては睡眠障害が考えられます。
睡眠障害のひとつである睡眠時無呼吸症候群は潜在患者が推定300万人はいるとされる睡眠に関する病気です。
睡眠時無呼吸症候群になると睡眠中に呼吸が止まってしまい、苦しさから寝汗をたくさんかいてしまいます。
家族と同居している人は家族に確認してもらったり、自分でスマホなどで録音しておいても良いでしょう。
睡眠環境の影響
寝汗の原因として次に解説するのは「睡眠環境の影響」よるものです。
これまでは自分の身体的な問題による寝汗の原因を解説してきましたが、寝汗をかく原因はそれ以外にも環境面の問題があります。
睡眠時に使用する衣類や寝具の通気性や吸水性がよくない場合も寝汗を大量にかいてしまう可能性があります。
また一晩中エアコンの温度を一定の状態にしていると寝ている間の体温調節がうまくおこなえずに寝汗を大量にかいてしまう原因となります。
生理前の高温期
寝汗の原因として次に解説するのは「生理前の高温期」によるものです。
寝汗の悩みは男女とわず共通の悩みですが、女性特有の現象である生理に関する問題が原因の場合もあります。
女性で生理前だけ大量に寝汗をかいてしまう人はPMS(月経前症候群)の可能性が高いです。
排卵以降のプロゲステロン増加の影響により、体温が普段より高い状態が保たれて寝汗をかいてしまいます。
気になる方は一度医療機関で診察してもらうのをおすすめします。
自律神経の乱れによる寝汗の対策・治療法
それでは自律神経の乱れによる寝汗の対策や治療法について詳しく解説していきます。
まず最初の対策としては生活リズムを整えることです。
毎日不規則な時間に寝たり起きたりしていると生活リズムが崩れて次第に自律神経のバランスが乱れていきます。
そうならないために規則正しい生活を心がけましょう。
次の対策としてはストレスをためないことです。
自律神経はストレスの影響を受けやすいため、ストレッチやヨガをして心身ともにリラックスしたり入浴によってからだをほぐすと良い効果が得られます。
そのほかにもジョギングや軽めのサイクリング、さらに山登りなどの有酸素運動で起きている間にしっかり汗をかくことでストレス解消されて自律神経を整えることができます。
まとめ
寝汗の原因について詳しく解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
男女とわず睡眠時の寝汗で悩んでいる人は意外と多いにも関わらず、なかなか人には相談しづらい悩みでもあります。
人に悩みを言えずに一人で悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
寝汗により良質な睡眠が妨げられる期間が長く続くと日中のパフォーマンスにも大きく影響するためはやめに原因を見つけることが大切です。
この記事を読んで自身の症状に当てはまるひとは原因を見つけて改善策を試してみてください。