寝不足によるイライラの原因とは?
寝不足によるイライラの原因について解説していきます。
寝不足のときに何かイライラしてしまうといった経験はありませんか?
実はこれ、きちんとした理由があるのです。
20代の健康な若者に実験に参加してもらい、5日間にわたって8時間眠ったあとと同じく5日間にわたり4時間しか寝なかった場合をくらべると、睡眠不足である4時間のほうが不快な感情刺激によって気分が悪化しやすく不安になることが実験によって確かめられています。
さらに寝不足の状態だと交感神経のバランスが崩れてイライラしやすくなりることも分かっています。
寝不足の危険性
寝不足はイライラの原因になるなど自らの健康を損なう恐れがありリスクが多いことが知られています。
ここではそんな寝不足の危険性について詳しく解説していきます。
寝不足による症状
寝不足によって引き起こされる可能性について詳しく解説していきます。
- ストレスの増加
睡眠時間が不足しているとストレスを感じることが増えてきます。
人間は起きているときにどんどんいろんな情報を吸収し、睡眠中に頭の中のたまった情報が整理されていきます。
しかし寝不足の日が続くと頭の中で情報が上手く整理されない現象がおこりますが、ストレスも同じです。
睡眠不足によってストレスが上手く整理されず、結果的にストレスがたまりやすくなります。
- 集中力の低下
睡眠不足が続くとストレスの増加だけでなく、集中力が低下してしまいます。
寝不足のまま仕事や学校にいってなんだか集中力を欠いてしまうという経験は皆さんあると思います。
集中力を欠いた状態で仕事や勉強をおこなうとパフォーマンスが下がります。
もしこんな危険な状態で仕事をして事故でもおこすと大変です。
睡眠はしっかりとっておきましょう。
- 太りやすい体質になる
一般的に睡眠不足の人のほうが睡眠時間を多くとっている人より太りやすい傾向があります。
明確な理由ははっきりとはわかっていませんが、食欲に関するホルモンが関係しているといわれています。
寝不足がつづくと自律神経失調症に?
人間のからだは興奮状態に多く分泌される交感神経とリラックスした状態のときに多く分泌される副交感神経のバランスがうまく整っていることにより体の機能がうまくコントロールできる仕組みになっています。
この交感神経と副交感神経のどちらかが過剰に分泌されると体の機能がうまくいかず、体調を崩してしまいます。
これを自律神経失調症といい、発症する原因はストレスなどさまざまです。
その原因のひとつが睡眠不足です。
さらに自律神経失調症になると興奮した状態で多く分泌される交感神経が過剰になってしまうため、うまく寝つけずさらなる悪循環に陥ってしまいます。
そうならないためにも睡眠時間を十分とって体をしっかり休めることが大切です。
寝不足を解消しよう!
寝不足の危険性はよくわかったと思いますが、実際に寝不足にならないためにはどんなことに気を付ければよいのでしょうか?
ここでは寝不足にならないために気を付けるポイントをいくつか紹介します。
- 朝起きたら日光を浴びる
人間の体は日光を浴びることで体内時計が正常に機能する仕組みになっています。
そのため朝起きたらカーテンを開けて日光をしっかり浴びるようにしましょう。
前の日に夜更かししてしまい多少寝不足であっても日光を浴びることで夜眠たくなるように体内時計が調整されます。
- カフェインの摂取を控える
睡眠不足とカフェインには深い関係があります。
カフェインをとるとどんな影響があるのかというとコーヒーや紅茶、緑茶などにふくまれるカフェインは覚醒作用があるため、過剰摂取をおこなうと睡眠に影響を及ぼします。
カフェインを摂取するときは朝やお昼だけにして夜や睡眠前に摂取するのはやめましょう。
コーヒーや紅茶、緑茶を日常的に摂取する習慣のある人はぜひ試してみてください。
まとめ
寝不足によって引き起こされるデメリットについて色々解説してきましたがいかがだったでしょうか?
寝不足によって自律神経がみだれてイライラしたり体調を崩したりするなど、寝不足は習慣化してしまうと体に大きなダメージを与えます。
さらに集中力が鈍ることによるパフォーマンスの低下や食欲のコントロール不良による肥満体質など体にとってリスクはあれどメリットはなにもありません。
睡眠不足が習慣化している人はこれを機会に悪い習慣を断ち切り、十分な睡眠時間を確保して健康な生活を手に入れましょう。