成長期の子どもに発症例が多いシーバー病。
かかとが腫れたり、押すと痛むようになったり、歩くときも痛みが出ることもあるなど、やはり子どもを持つ親の方々は心配になってしまいますよね。
そこでこの記事では、シーバー病対策としてのインソールについて解説しました!
まず、なぜインソールがシーバー病に対して効果を発揮するのかの解説をした後に、具体的にどのような観点でインソールを選べばいいのかを、詳しく解説しています!
シーバー病とは、かかとの骨が炎症する疾患です。シーバー病の正式名称は「踵骨骨端症」です。歩行するときに痛みを生じることもあります。
発症するシチュエーションとして挙げられるのが、運動をしているタイミングです。足を激しく動かす競技をしている最中に、かかとの軟骨部が引っ張られることで炎症が発生するのが発祥のメカニズムです。
シーバー病の特徴としては、身体が成熟していない15歳程度までの小児によく見られる疾患であることが知られています。まだかかとの骨が充分に成長しきっていないため、運動の最中に引っ張られやすいのです。
炎症の具合によっては、患部が熱や腫れを帯びるケースも見受けられます。痛みを強く感じる部分は、かかとの側面や端です。
果たして、インソールはシーバー病に効果があるのでしょうか?
そもそもシーバー病は、成長期の子どもに発症が多く、かかととアキレス腱の結合部に血流障害が起こることにより、炎症が起きる病気です。
シーバー病は多くの場合、激しい運動をした後に起こります。足を酷使し、かかとに過度な衝撃がかかることによる、オーバーユース症候群の一つだからです。
インソールが、シーバー病に効果的である理由は、ここにあります。
インソールは、歩行時や走行時の足への衝撃を吸収し、負担を軽減してくれるので、炎症を起こしづらくしてくれるのです。
足には、体重の5倍程度の圧がかかっていますが、インソールは成長期の衝撃に弱い子どもの足を、その圧から守ってくれるのです。
足には想像以上に負荷がかかっており、まだ成熟しておらず、外からの衝撃に弱い成長期の子どもの骨は脆く、炎症起こしやすいため、シーバー病が起こります。
しかし、インソールは衝撃を分散したり和らげたりしてくれるので、シーバー病に効果を発揮するのです。
では、具体的にどのようなインソールがいいのか、ポイントを挙げながら紹介していきましょう!
まず、インソール選びにおいて重要なポイントの一つ目は、「アーチサポート」です。
アーチサポートとは、アーチ、つまり土踏まずの働きを手助けする機能を指します。
成長期の子どもは、扁平足ぎみな子も多いです。
扁平足の場合、どのようなデメリットがあるかというと、「衝撃がうまく吸収されない」ことです。
土踏まずは、一見するとわずかなくぼみなのですが、その働きは決して無視できるほど、小さいものではありません。
歩行時走行時の足への負担軽減、足を踏み出す際のバネの働きをしています。
アーチサポートが強いインソールは、その土踏まずの機能を補助してくれるのです。
次に紹介する、インソールを選ぶ際に見てほしいポイントは、「衝撃吸収性」です。
シーバー病は、オーバーユース症候群の一つであり、激しい運動をした後に、かかとの腫れや圧痛、歩行時の痛みなどが出るのは、地面からの足への衝撃に身体が耐えきれないからです。
身体が受け止められる衝撃に対して、外からの衝撃が大きすぎるので、腫れや痛みという身体の不調が現れるのです。
ですので、衝撃吸収性に優れたインソールで、なるべく外から衝撃を分散・吸収してあげる必要があります。
厚めのインソールは、衝撃吸収が高いし、比較的薄型でも衝撃吸収に優れたインソールもあるので、しっかり確認してから購入しましょう。
最後に解説する着目すべきポイントは、「クッション性」です。
クッション性に優れた素材で作られているインソールは、長時間運動しても、足への負担を和らげてくれるため、疲れにくく負荷もかかりづらいです。
激しい運動をする子どもは、疲れていても、なかなか自分でブレーキをかけることはせずに、ついつい身体を動かしてしまうからこそ、シーバー病を発症してしまいます。
クッション性の高いインソールを使用することで、なるべく子どもの体にかかる負荷を軽くしてあげ、負担を和らげてあげることは、シーバー病予防にも効果的で、子どもの身体にも優しい選択なのです。
最後に、記事の内容をおさらいしておきましょう!
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