
扁平足の原因と症状を大人と子供別に解説
土踏まずのアーチがなくなり正常なはたらきをしてくれなくなってしまう扁平足。 場合によっては歩くことに障害が出てしまったり、痛みが伴ったり、すごく悩ましい問題ですよね。 そこでこの記事では扁平足の原因と症状について解説しました! 扁平足の原因及び症状は、いつ扁平足なったかという年齢によって左右されます。 ですので、大人の扁平足と子どもの扁平足に分けて、原因と症状をそれぞれ分かりやすく解説しました!
目次
扁平足とは
扁平足とは、多くの人がなっている可能性があります。扁平足は土踏まずがない(内側縦アーチと言われるアーチがなくなっている)状態であり、足の裏全面が地面についてしまうことを示しています。
扁平足の人全てに悪影響が出てしまうわけではなく、生活に支障がでない場合もあります。
しかし、症状がひどくなると体重を分散させることができず、歩くだけでも痛みや疲れが出やすくなってしまうこともあります。そのため、長時間歩くことができなかったり、スポーツを快適に行えなかったりする状況になりやすいです。
扁平足の原因と症状
では、扁平足の原因と症状について解説していきましょう。
扁平足の原因及び症状は主に年齢によって大きく分かれる傾向があります。
ですので、大人の場合と子供の場合に分けてどのようなことが扁平足を引き起こしてしまうのか見ていきましょう。
大人の場合
まず、大人の場合の扁平足の症状について解説していきます!
大人の扁平足の症状は「いつ発生したのか」により、大きく異なってきます。
幼少期から土踏まずがなく、足裏が平らであるような方は扁平足でありながらも痛みが伴わないことが多いです。
しかし、特に女性に多い、大人になってから扁平足を発症したという方はくるぶしの下あたりに痛みを感じることが多くあります。
大人になってからの扁平足は足が痛くなることがあり、歩くことに障害をもたらす可能性があります。
大人の扁平足の原因として一番に挙げられるのは「筋力の低下」です。
土踏まずの凹みというのはくるぶし付近にある筋肉の力で支えているのです。
40歳前後の女性が扁平足になりやすいのはその筋力が徐々に衰えてくることが理由です。
年齢により体重の負荷を支えられなくなったり、くるぶし辺りにある腱が変形したりしてしまうことが土踏まずのアーチをなくしてしまうのです。
子供の場合
次に、子どもの扁平足について見ていきましょう!
子どもの頃からの扁平足の場合は基本的に痛みを伴うことはありません。
立ち上がり、足に体重をかけた際には土踏まずはないですが、横になって足に体重がかかっていないときには土踏まずがあるというケースが多いです。
扁平足の子どもは扁平足になっていない子どもに比べると多少転びやすく感じることもありますが、歩き始めの頃は扁平足か、そうでないかにかかわらず転びやすいため大きな問題ではありません。
大人の扁平足は筋力の低下や腱の変形が原因でしたが、子どもの場合は足首付近の靭帯がゆるんでいることが原因となっている場合がほとんどです。
しかし、子どもの扁平足は成長に伴って靭帯のゆるみがなくなると同時に、周辺の筋肉も成長していくことによって土踏まずのアーチが正常に形作られるケースも多くあります。
筋肉を鍛えれば、扁平足の改善ができる
扁平足というのは土踏まずをアーチ状に支えている骨が下がってきてしまうことにより、発症します。
ですので、この足底の骨を引き上げることができれば扁平足は改善に向かいます。
足裏エクササイズは足底の骨周辺の筋肉を鍛えることにより、足裏でしっかりと体の重みを支え、クッション役割を果たすことができるようにするための運動なのです。
- 膝を正面にして座る。このとき、足の下にバスタオルを敷きます。さらに負荷として、500ml程度のペットボトルをタオルの上に置いておきます。
- 指でタオルを握る。握った状態のまま、5秒ほどキープします。
- 指でタオルを持ち上げる。かかとは地面につけた状態で足指だけを浮かせます。
- タオルを離す。離した後、足指を開いた状態で5秒ほどキープします。
まとめ
最後に記事の内容をおさらいしていきましょう!
- 大人の扁平足は子どもの頃からだと痛みは伴わないが、大人になってからだと痛みが伴う可能性がある。原因は「筋力の低下」もしくは「腱の変形」によることが多い。
- 子どもの扁平足は基本的に痛みが伴うことはない。原因は足首周りの「靭帯のゆるみ」であることが多い。
土踏まずのはたらきの大きさというのは扁平足になってから気づくこともありますよね。
扁平足になってしまった場合は、原因をしっかり分析して対策につなげていきましょう!
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